低金利を基準に選ぶのであれば、銀行が扱うカードローンがおすすめです。

なぜなら、銀行が扱うカードローンは、他の金融機関よりも上限金利が低く設定されているケースがほとんどだからです。

しかし、銀行によって適用される金利に幅があるので、どこを選べば良いのか分からないと迷う方も多いでしょう。

この記事では、低金利のカードローンを比較し、選ぶポイントや金利を抑える方法を解説します。

カードローンの種類は3つに分けられる

カードローンは、取扱先別に「消費者金融」「銀行」「信販会社」の3タイプに分類できます。

いずれも、利用できる金額の範囲であれば、何度でも借入可能です。

一方、金利幅や融資スピードなどに違いがあります。

以下に、カードローンのタイプ別の主なメリット・デメリットを示します。

金融機関	メリット	デメリット
消費者金融	・即日融資が可能 ・無利息期間が設定されている場合がある	・金利が割高な傾向にある ・借入額の上限目安は 年収の1/3まで
銀行	・上限金利が低め ・優待サービスを展開されいるカードローンもある	・即日融資に 対応していない
信販会社	・即日融資に対応している場合がある ・優待サービスを展開しているカードローンもある	・金利が割高な傾向にある ・借入額の上限目安は 年収の1/3まで

低金利でキャッシングしたい場合は、消費者金融や信販会社よりも上限金利が低い銀行が扱うカードローンを利用しましょう。

なぜなら、初めてカードローンを利用する場合は、上限金利が適用されるケースが多いからです。

低金利カードローンを比較

本記事で紹介する低金利カードローンの一覧は、下表の通りです。

銀行名	限度額	金利	審査最短時間	無利息期間
りそなプレミアム カードローン	10万円～ 800万円	年1.99%～13.5%	1週間以内	なし
みずほ銀行カードローン	10万円～ 800万円	年2.0%～14.0%	翌営業日	なし
三井住友銀行カードローン	10万円～ 800万円	年1.5%〜14.5%	翌営業日	なし
楽天銀行スーパーローン	10万円～ 800万円	年1.9%～14.5%	即日	なし
スターカードローンα	10万円~ 1,000万円	年1.5%～14.6%	ー	30日

りそな銀行「りそなプレミアム カードローン」

銀行名	限度額	金利	審査最短時間	無利息期間
りそなプレミアム カードローン	10万円～ 800万円	年1.99%～13.5%	1週間以内	なし

りそなカードローンの金利は、年1.99％～13.5％です。

申し込みはWEB以外にも、りそなグループのアプリからもできます。

また、ローンの利用状況も口座残高と合わせて確認できます。

グラフで日々の収支を見える化できるので、家計の管理にも役立つでしょう。

借入限度ごとの借入利率は、下表の通りです。

借入限度額	借入利率
10万・30万・50万・70万・100万円	年13.5%
150万・200万円	年10.0%
200万円	年9.0%
300万円	年7.0%
400万円	年5.5%
500万円	年4.9%
600万円	年4.5%
700万円	年4.0%
800万円	年1.99%

なお、りそな銀行で住宅ローンを利用している方は、借入利率から年0.5%引き下げられます。

月中平均残高が10万円以上の場合は、りそなクラブポイントが貯まり、waonポイントや楽天ポイントなどに交換できます。

低金利であることに加えて、コンビニやネットショッピングといった買い物で、ポイントを活用している方にもおすすめです。

りそなプレミアムカードローン

0件の口コミ

24時間365日、Webから申し込み可能！必要書類もオンライン上で送付できます。りそな銀行のキャッシュカードをお持ちの方は、そのカードを使ってATMからお金を借りられます。

実質年率	審査時間	無利息期間
3.0%~13.5%	数日	-

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みずほ銀行カードローン

銀行名	限度額	金利	審査最短時間	無利息期間
みずほ銀行カードローン	10万円～ 800万円	年2.0%～14.0%	翌営業日	なし

みずほ銀行カードローンの金利は、年2.0％～14.0％です。

みずほ銀行カードローンには、「カードローン専用型」のほか、普通預金キャッシュカードにカードローン機能を備えた「キャッシュカード兼用型」があります。

キャッシュカード兼用型には、普通預金を引き出す際に残高が不足すると、自動的にカードローン口座から借り入れて引き出せるようにする機能（自動貸越機能）などが、付帯していて便利です。

借入限度ごとの借入利率は、下表の通りです。

借入限度額	借入利率
10万円～100万円	年14.0%
100万円～200万円	年12.0%
200万円～300万円	年9.0%
300万円～400万円	年7.0%
400万円～500万円	年6.0%
500万円～600万円	年5.0%
600万円～800万円	年4.5%
800万円	年2.0%

みずほ銀行で住宅ローンを利用している場合は、借入利率から年0.5%引き下げられます。

みずほ銀行の口座を持っている方や住宅ローンを利用している方は、メリットを最大限に活かせるでしょう。

みずほ銀行カードローン

3.7

3件の口コミ

みずほ銀行の口座を持っている人なら、申込の手続きがネット上で完結。お手元のキャッシュカードを使って、ATMからお金を借りることも可能です。
※お借入金利はご利用限度額によって異なります。金利は変動金利です(2022年2月24日現在)。
※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に

実質年率	審査時間	無利息期間
2.0%~14.0%	最短翌営業日以降	-

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三井住友銀行カードローン

銀行名	限度額	金利	審査最短時間	無利息期間
三井住友銀行カードローン	10万円～ 800万円	年1.5%〜14.5%	翌営業日	なし

三井住友銀行カードローンの金利は、年1.5%〜14.5%です。

三井住友銀行の口座を持っていない方も申込みができます。

三井住友銀行の口座をお持ちの場合は、申込み時の入力内容が少ない上に、お手持ちのキャッシュカードで借入が可能です。

ローンカードが手元に届くのを待たずに、利用できるのはメリットといえるでしょう。

借入限度ごとの借入利率は、下表の通りです。

借入限度額	借入利率
100万円以下	年12.0%～14.5%
100万円～200万円	年10.0%～12.0%
200万円～300万円	年8.0%～10.0%
300万円～400万円	年7.0%～8.0%
400万円～500万円	年6.0%～7.0%
500万円～600万円	年5.0%～6.0%
600万円～700万円	年4.5%～5.0%
700万円～800万円	年1.5%～4.5%

また、三井住友銀行の住宅ローンを利用している方を対象として、上記の借入利率より引き下げとなる場合があります。

さらに、以下のATMでは利用手数料と時間外手数料は無料です。

手数料のかからないATM

• 三井住友銀行ATM
• 提携コンビニATM
• ローソン銀行ATM
• セブン銀行ATM

低金利だけでなく、利用手数料も抑えて借りられるので、借入のコストを少しでも抑えたいという方や普段から三井住友銀行を利用している方におすすめです。

三井住友銀行カードローン

3.1

6件の口コミ

・全国に設置してある三井住友銀行のATMであれば、借入・返済の手数料はかかりません。
※カードレスを選択の場合は（SMBCダイレクト）インターネットによるご利用となり、ATMはご利用いただけません。

・返済日はお客様の都合に合わせて、5日・15日・25日・末日のなかから選べます。
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合がございます。

実質年率	審査時間	無利息期間
1.5%~14.5%	最短当日※	-

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楽天銀行「楽天銀行スーパーローン」

銀行名	限度額	金利	審査最短時間	無利息期間
楽天銀行スーパーローン	10万円～ 800万円	年1.9%～14.5%	即日	なし

楽天銀行スーパーローンの金利は、年1.9％～14.5％です。

すでに楽天会員の方は、会員ランクに応じて、カードローンの審査を優遇してもらえる可能性があります。

楽天会員でカードローンの審査に不安があるという方は、楽天銀行スーパーローンへ申し込んでみると良いでしょう。

借入限度ごとの借入利率は、下表の通りです。

借入限度額	借入利率
10万円～100万円	年14.5%
100万円～200万円	年6.6%～14.5%
200万円～300万円	年3.9%～14.5%
300万円～350万円	年2.9%～12.5%
350万円～500万円	年2.9%～8.9%
500万円～600万円	年2.5%～7.8%
600万円～800万円	年2.0%～7.8%
800万円	年1.9%～4.5%

なお、スーパーローンに付帯している MY ONEネット特約会員になると、借入利率から0.4％差し引かれます。

ただし、現在は特約会員の受付が終了しているため、新規でスーパーローンに申し込む方は利用できません。

普段から楽天グループのサービスを利用し、ポイントを貯めている方におすすめのカードローンです。

楽天銀行スーパーローン

3.4

7件の口コミ

楽天銀行口座をお持ちでない方もお申し込み可能！お手持ちの銀行口座を利用して、お借入れ・返済いただけます。また、ご契約後に発行されるカードを利用すれば、大手コンビニエンスストア設置のATMでもご利用いただけます。

実質年率	審査時間	無利息期間
1.9%~14.5%	数日	-

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東京スター銀行「スターカードローンα」

銀行名	限度額	金利	審査最短時間	無利息期間
スターカードローンα	10万円~ 1,000万円	年1.5%～14.6%	ー	30日

スターカードローンαの金利は、年1.5%～14.6%です。

また、最大1,000万円までの融資が可能で、他行のカードローンと比較しても高額に設定されています。

さらに、契約日から30日間の無利息期間が設けられているのも、他の銀行カードローンにはない特徴の1つです。

ただし、スターワン口座を開設しないとカードローン利用ができません。

なお、無利息期間が適用されるのは、カードローンの契約日の翌日からです。

契約から借入までの期間が空いてしまうと、30日ある無利息期間を最大限に活かせなくなるため注意が必要です。

スターカードローンα

0件の口コミ

初めて利用する場合は、30日間の無利息期間が適用される銀行カードローンです。WEBやスマホで申込を完結できるため、難しい手続きをする必要はありません。

実質年率	審査時間	無利息期間
1.5%~14.6%	数日	30日

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利息負担の少ないカードローンを選ぶポイント

利息負担の少ないカードローンを選ぶポイントは、主に以下の2点が挙げられます。

利息負担を少なくするポイントは2つ

• 無利息サービスの有無
• 上限金利の低さ

無利息サービスの有無

利息負担の少ないカードローンを選ぶ際には、無利息サービスの有無に着目しましょう。

通常、毎月の返済額は「借入残高と利息」を合わせて支払います。

無利息サービスは、決められた期間内の利息がゼロ円になるので、返済額のすべてが借入残高に充てることができるといった具合です。

また、無利息サービスの期間は提供する会社によって異なりますが、初回申込時にのみ適用されるのが一般的です。

上限金利の低さ

初めてカードローンを申し込む場合、上限金利の適用が一般的です。

金利は、金融機関ごとに適用される利率に幅があります。

カードローンを選ぶ際は、上限金利を比較し、より利息負担の少ないタイプを選ぶと良いでしょう。

銀行と消費者金融の利息差をシミュレーション

ここでは、50万円の借入を行ったケースで、銀行と消費者金融の返済総額から利息差を比較してみます。

■50万円の借入を銀行と消費者金融で行った場合の比較

支払い回数	銀行 （金利:年15.0%）	消費者金融 （金利:年18.0%）	利息差
12回	545,001円 （利息45,001円）	550,064円 （利息50,064円）	5,063円
24回	585,618円 （利息85,618円）	599,112円 （利息99,112円）	13,494円
36回	628,107円 （利息128,107円）	640,982円 （利息140,982円）	12,875円
48回	672,457円 （利息172,457円）	698,598円 （利息198,598円）	26,141円

上記のように、カードローンの金利は年3.0％違うだけでも、利息差に開きが出てきます。

また、借り入れの際に発生する金利は、契約時の借入限度額に応じて段階的に変化するようになっています。

そのため、事前に希望の借入限度額に対応する金利を確認してから、借入先を決めるようにしましょう。

カードローンの利息を抑える方法

カードローンの利息を抑える方法は、主に以下の3点です。

カードローンの利息を抑える3つの方法

• 無利息サービスを利用して短期間で返済する
• さらに低金利のカードローンに借り換える
• 銀行カードローンの金利優遇サービスを利用する

無利息サービスを利用して短期間で返済する

無利息サービスは、主に消費者金融が提供しています。

少額の借入れや返済の目処が立っているという場合、無利息サービスを利用して短期間で返済すると金利を抑えることが可能です。

急ぎでお金が必要となると、銀行カードローンでは即日融資を行っていないことから、選びにくいかもしれません。

そういった場合は、無利息サービスのある消費者金融を利用するのがおすすめです。

レイク

レイクのカードローンは、初めて契約する方を対象に、特典を選ぶことができます。

レイクの選べる無利息

• 30日間無利息：WEB以外の方法で申込をした場合か借入限度額が200万円以上の方
• 60日間無利息：WEB申込み限定
• 180日間無利息：借入額の5万円まで

無利息期間の開始は、契約日の翌日です。

また、それぞれの無利息サービスは併用できません。

条件に合った無利息サービスを選択しましょう。

レイク

3.3

9件の口コミ

審査は最短15秒。Webですぐに結果を確認できます。融資までの所要時間は、Webで最短25分も可能となっています。
※21時（日曜日は18時）までのご契約手続き完了（審査・必要書類の確認含む）で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
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実質年率	審査時間	無利息期間
4.5%~18.0%	最短15秒	60日

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プロミス

限度額	金利	最短審査時間	無利息期間
500万円	年4.5%～17.8%	3分	30日

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

プロミスでは無利息期間の開始が、初回借入の翌日となっています。

そのため、契約してから初回借入日までに時間が経っても、無利息サービスが始まることはありません。

無利息になる期間を十分に活用する可能性が高いといえます。

さらにプロミスは、他の大手消費者金融よりも上限金利が低い特徴を持っているため、少しでも利息負担を少なくしたい人におすすめのカードローンといえるでしょう。

プロミス

3.6

17件の口コミ

はじめてプロミスで借りる方は、メールアドレスの登録とWEB明細のご利用で、初回借入から30日間利息がかかりません。少ない入力項目で手続きが可能、最短3分※で借りられる場合もあります。※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

実質年率	審査時間	無利息期間
4.5%~17.8%	最短3分	30日

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※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アイフル

限度額	金利	融資時間	無利息期間
800万円	3.0%～18.0%	最短25分	30日

アイフルは、初めてカードローンを契約する方を対象に、30日の無利息サービスを提供しています。

無利息期間の開始は、契約日の翌日です。

アイフルの返済期日は、「約定日制（毎月1回）」と「35日サイクル制」のいずれかを選ぶことができます。

35日サイクル制を選択した場合、借入れの翌日から35日後が返済期日となるため、無利息期間がすでに終了している点に注意が必要です。

アイフル

3.4

12件の口コミ

WEB申込後、電話をすることで、優先的に審査してもらうことも可能。WEB申込なら最短18分融資も可能（※）です。借りられるかどうかを簡易的に判断できる「1秒診断」もあるので、気になった方は試してみてください。

※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。

実質年率	審査時間	無利息期間
3.0%~18.0%	最短18分	30日

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さらに低金利のカードローンに借り換える

できるだけカードローンの支払い利息を抑えるのであれば、現在利用しているカードローンより低金利のタイプへの借り換えを検討しましょう。

上述したように、複数のカードローンで上限金利に目を向けて比較することが大切です。

ただし、借り換えにも、新規の申込みと同様に審査が行われます。

選択するカードローンによっては、新たに収入証明書が必要になったり、審査に時間がかかったりと手間がかかるため、金利以外の詳細な内容を調べておきましょう。

借入限度額の増額をすれば適用金利が下がる可能性がある

カードローンの借入限度額を増額することで、適用金利が下がる可能性があります。

利息制限法により、借入金額に応じた上限金利が定められているためです。

借入額別の利息制限法の上限金利は、下表の通りです。

借入限度額	上限金利
10万円未満	年20%
10万円以上100万円未満	年18%
100万円以上	年15%

借入限度額を100万円以上にできれば、金利は15.0%以下に下げることができます。

例えば、カードローンで150万円を借りるとき、2社で100万円と50万円に分けて借りた場合の金利よりも、1社で150万円借りたほうが金利を下げられる可能性が高いのです。

ただし、希望通り増額できるかは、審査結果によって異なります。

増額できないのは、以下のようなケースが考えられます。

増額できない例

• 収入が下がっている
• 借入期間が短く、利用実績がない
• 借入総額が多すぎる
• 過去に支払いを延滞している

借入限度額が希望通り増額できるかは審査次第ですが、金利を抑える方法の1つとして知っておくと良いでしょう。

銀行カードローンの金利優遇サービスを利用する

銀行カードローンは、金利優遇サービスが用意されています。

住宅ローンの併用による金利優遇が典型例です。

その他にも、期間限定で金利引き下げキャンペーンを実施している場合もあります。

各銀行のホームページで借入利率とともに金利優遇サービスをチェックし、適用されるとどの程度お得になるのか、返済シミュレーションで計算することをおすすめします。

まとめ

この記事では、低金利のカードローンを比較し、選ぶポイントや金利を抑える方法を解説しました。

低金利カードローンを選ぶ際には、無利息サービスの有無や上限金利の低さに注目して、いくつかの候補を比較することが重要です。

また、無利息サービスを提供する消費者金融を利用して、短期間で返済するのも金利を抑える1つの方法です。

ぜひ、この記事を参考に、利用しやすいカードローンを選んでみてください。