アコムの無利息期間とは？有効活用する方法や注意するポイント
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
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アコムは、カードローンのサービスとして無利息期間を提供しています。
しかし、どのようなサービスなのか分からないという方も多いでしょう。
この記事では、アコムの無利息期間の概要から、有効活用する方法や注意点を解説します。
アコムの無利息期間がどのくらいお得になるのか、ぜひチェックしてみてください。
アコムの無利息期間とは
無利息期間とは、借入金額に対して利息が発生しない期間です。
アコムでは「30日間金利0円サービス」という名称で、利用するにはいくつかの条件をクリアする必要があります。
そのため、アコムの「30日間金利0円サービス」を利用したい方は、以下の要件を確認しておきましょう。
アコムでの契約が初めての人に適用される
アコムの無利息期間が適用されるのは、初めての契約者に限られています。
つまり、過去にアコムでお金を借りた経験がある方は、無利息期間が適用されません。
解約後に再度申し込んだとしても「初めての契約者」に該当しないため、無利息期間を利用できないのです。
無利息期間の対象商品は「無担保カードローン」
アコムの金融商品のうち、無利息期間の対象となるのは無担保で利用できるカードローンです。
カードローンの概要は、以下の通りです。
| 借入限度額 | 適用金利 | 融資時間 | 担保・連帯保証人 |
|---|---|---|---|
| 800万円 | 年3.0%〜18.0% | 最短30分 | 不要 |
なお、アコムでは複数のローンを取扱っていますが、以下の商品は初めての利用であっても無利息期間が適用されないため注意が必要です。
| 商品名 | 借入限度額 | 金利 | 融資時間 | 担保・連帯保証人 |
|---|---|---|---|---|
| ビジネス サポート カードローン |
1万円～300万円 | 年12.0%～18.0% | 最短即日 | 不要 |
| ACマスター カード （クレジットカード） |
10万円～300万円 | 年10.0％～14.6％ | 最短即日 | 不要 |
無利息期間サービスを利用したい場合は、「無担保カードローン」を利用しましょう。
契約日の翌日から30日間適用される
一般的に無利息期間の適用日は、「契約日の翌日」と「初回借入の翌日」に大別されます。
アコムの無利息期間の開始は、契約した翌日から30日です。
契約した日に借入をしなければ、無利息期間サービスを十分に活用できないため注意しましょう。
アコムの無利息期間はどのくらいお得になる？
アコムの無利息期間が本当にお得なのか心配な方は、実際に計算してみましょう。
利息は、以下に示す計算式で算出できます。
■利息の計算方法
借入残高 × 借入利率 ÷ 365日（うるう年は366日）× 借入日数 = 利息
ここでは、アコムで無利息期間を利用しなかった場合にかかる利息をシミュレートしてみましょう。
■アコムで10万円を30日借りた場合の利息
10万円 × 18.0% ÷ 365日 × 30日 ＝ 1,479円
上記のように、利息がかかった場合は、約1,500円多く払う必要がありますが、無利息期間を上手に使えば、このお金を払わず完済できます。
さらに詳細に利息を計算したい場合は、カードローン会社のホームページで提供しているシミュレーションを利用しましょう。
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アコムの無利息期間を有効に活用する方法
アコムの無利息期間を有効に活用する方法は、以下の2つです。
無利息期間内に返済を完了する
契約の翌日から30日以内に返済を完了すると、利息の支払いがゼロ円になります。
何度か借入したとしても、無利息期間の最終日に借入残高がなければ利息は発生しません。
そこで、無利息期間と返済期日の関係性について把握しておきましょう。
アコムの返済方式
- 35日ごとの返済｜初回の返済期日は、借入日の翌日から35日目
- 毎月指定日｜契約者が指定する日が返済期日
- 口座振替｜毎月6日に固定
アコムは、上記の返済方式で支払いをおこないます。
契約した日にちや、返済方式によっては数日分の利息を支払う必要が生じるため注意が必要です。
手数料が無料になる返済方法を選ぶ
返済方式と別に返済方法にも気を付けましょう。
返済方法は全部で5種類ありますが、中には手数料が発生するものもあります。
| 返済方法 | 手数料 |
|---|---|
| インターネット返済 | 無料 |
| アコムATM | 無料 |
| 口座振替 | 無料 |
| 提携ATM | 10,001円以上：220円 10,000円以下：110円 |
| 振込 | 要手数料 (利用する銀行によって 金額が異なる) |
手数料に関しては、無利息期間内であっても別途支払う必要があるため、少しでも支払額を少なくしたい場合は、手数料がかからない返済方法を選びましょう。
アコムの無利息期間を利用する際に注意するポイント
ここでは、アコムの無利息期間を利用する際に注意するポイントについて解説します。
借入日を決めてから申し込む
すでに紹介したように、アコムの無利息期間は契約した翌日から開始されます。
カードローンを契約したけれど使わないままにしておくのは、急な出費に備えるという点で安心ですが、無利息期間を上手に活用できません。
契約した日に借入しなければ無利息期間をフルに活用できないため、事前に借入する日を決めてからアコムへ申し込みしましょう。
無利息期間中でも元金の返済は必要
無利息期間中であっても、返済期日には支払いが必要なため、最低限の支払い金額は準備しておく必要があります。
元金の支払いが遅れてしまった場合は、強制的に無利息期間が終了する可能性があるため注意が必要です。
なお、支払いに遅れてしまうと「遅滞損害金」と呼ばれるペナルティが発生し、返済額と併せて支払わなければなりません。
遅滞損害金は、返済期日の翌日から1日ごとに発生します。
アコムの遅延損害金にかかる利率は「年20.0%」に設定されているため、上限金利以上が適用されたときよりも金額が高くなるでしょう。
さらに、返済に遅れてしまうと、信用情報に「返済遅れ」という情報が記録されるため、今後の生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
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無利息期間終了後は通常の金利が適用
無利息期間が終了した翌日からは、終了した時点の借入残高に対して、通常の金利（年3.0％～年18.0％）が適用されます。
借入限度額別の借入利率は、下表の通りです。
| 借入限度額 | 借入利率 |
|---|---|
| 1万円〜99万円 | 年7.7%～18.0% |
| 100万円〜300万円 | 年7.7%～15.0% |
| 301万円〜500万円 | 年4.7%～7.7% |
| 501万円〜800万円 | 年3.0%～4.7% |
初めて契約された方は、上限金利が適用されるケースがほとんどです。
無利息期間内に完済できない方は、事前にアコムの返済シミュレーションを利用して、どれほどの支払額になるのか確認しておきましょう。
無利息期間のある主なカードローン一覧
「無利息期間」は、主に消費者金融が実施していますが、一部の銀行カードローンでも展開されているケースがあります。
無利息期間の日数や開始日、適用条件など、各カードローン会社によってサービス内容が異なるため、ご自身にあったものを確認しておきましょう。
| 金融機関名 | 無利息期間 の適用期間 |
無利息期間の 開始日 |
通常金利 |
|---|---|---|---|
| ダイレクトワン | 55日 | 初回借入の翌日 | 年4.9%〜18.0% |
| PayPay 銀行 |
30日 | 初回借入の翌日 | 年1.59%～18.0% |
| プロミス | 30日 | 初回借入の翌日 | 年4.5%～17.8% |
| 東京スター銀行 | 30日 | 契約日の翌日 | 年1.5%～14.6% |
| アコム | 30日 | 契約日の翌日 | 年3.0%〜18.0% |
| アイフル | 30日 | 契約日の翌日 | 年3.0%～18.0% |
| 【PR】レイク | 30日～180日 | 契約日の翌日 | 年12.0%～18.0% |
| セントラル | 30日 | 契約日の翌日 | 年4.8%～18.0% |
| フタバ | 30日 | 契約日の翌日 | 年14.959％～19.945％ |
まとめ
この記事では、アコムの無利息期間の概要から、有効活用する方法や注意点について解説しました。
アコムの無利息期間を利用すれば、契約の翌日から30日間は利息が発生しません。
有効に活用するためにも、無利息期間内に返済を完了する、手数料も無料になる返済方法を選ぶなど計画的に利用しましょう。
Q.無利息残高と無利息期間の違いは？
ファイナンシャルプランナー｜村上敬
無利息残高は、元金が1,000円以下の状態を指します。
無利息期間と勘違いしやすい言葉に、無利息残高がありますが、これは、ATM返済を利用する際に、残高が1,000円未満になった場合のお金を指します。無利息残高には利息・手数料がつかず、支払期限も設定されません。ただし、アコムを解約する場合は、無利息残高の支払いが必要です。無利息残高を清算したい場合は、インターネット返済もしくは振込を利用して支払いを完了させましょう。