今回記事でご紹介するのははまじあきの4コマギャグ漫画、『ぼっち・ざ・ろっく!』のあらすじです。
本作は2018年『まんがタイムきららMAX』にて連載スタートし、「ぼざろ」の愛称で親しまれています。
キャッチコピーは「陰キャならロックをやれ!」。
単行本は既刊6巻。
次にくるマンガ大賞2019ではコミックス部門8位にランクインし、2022年のアニメが爆発的なヒットをしたことで、新しいファン層を開拓しました。
※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
『ぼっち・ざ・ろっく!』のあらすじ
主人公の後藤ひとり(ごとう ひとり)は生粋のコミュ症。
何ら人に誇れる取り柄を持たず、鬱々とした日々を過ごしていた彼女は、中学1年生の時に偶然見たバンドマンへのインタビューに興味を持ち、父のお古のギターで猛練習。
「ギターヒーロー」のハンドルネームで動画を投稿し、一躍脚光を浴びました。
しかしネットで話題になっても寂しいリアルは変わらず、ひっそり中学を卒業し、高校に進みます。
高校入学から1か月が経っても友達ができず、教室でポツンとしていたひとりは、音楽をやっているクラスメイトを釣る下心を秘め、ギターを背負って登校。
ところが期待は裏切られ、クラスメイトたちは誰一人近付いてきませんでした。
帰り際に公園に寄り道し、ブランコに掛けてどんよりしていた所、バンド活動をしている明るい女子高生・伊地知虹夏(いじち にじか)がひとりのギターに目を留めました。
新たなバンドメンバーを捜していた虹夏は、ひとりを自身が所属する「結束バンド」に半ば強引にスカウト。
当初はこの誘いに難色を示し、断ろうとしたひとりですが、「どうしようもない自分を変えたい」と考え直し受けることに。
ですがずっと一人で弾いていた為、周囲とペースを合わせられず、思うように実力を発揮できません。
ベース担当の山田リョウ(やまだ リョウ)やギター・ボーカル担当の喜多郁代(きた いくよ)ら「結束バンド」のメンバーは、ネガティブ思考に囚われがちな彼女をことあるごと元気付け、生まれて初めて「ぼっちちゃん」とあだ名を貰ったひとりは、徐々に皆に馴染んでいきます。
先輩バンド「SICK HACK(シク ハック)」のボーカル廣井きくり(ひろい きくり)や、ライブハウス店長を兼ねる虹夏の姉・伊地知 星歌(いじち せいか)も応援してくれました。
さらに数か月後、念願の文化祭出演を決め、はりきる「結束バンド」の面々。
そして迎えた文化祭当日、体育館のステージに立った「結束バンド」を思いがけぬトラブルが襲います。
ひとりが奏でるギターの弦が切れたのです。
ひとりは見物に来ていたきくりがステージに投げ込んだ瓶を拾い、ボトルネック奏法と呼ばれる高等テクで場を繋いだものの、最後の最後で赤っ恥な失敗をやらかし……。