マンガMeeのメリットとデメリットは?無料で読む方法や注意点についても解説

「マンガMee」は、集英社発行の少女漫画に特化した漫画配信サービスです。

本サービスは、2018年にリリースされた比較的新しいサービスですが、2023年7月時点でアプリが1,300万ダウンロードを突破しており、人気を博しています。

そんなマンガMeeですが、他の類似するサービスより歴史が浅いため、どんなサービスなのかよく知らない人もいるのではないでしょうか。ここでは、マンガMeeの概要や、メリット・デメリットを踏まえて、利用をおすすめしたい人について紹介していきます。電子書籍で少女漫画を読みたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

マンガMeeとは?

マンガMeeは「週刊少年ジャンプ」などの発行元である集英社初の女性向け漫画配信サービスとして、2018年11月にリリースされました。漫画配信サービスはマンガMee以外にも多く存在します。中でも、少女漫画にジャンルが絞られたものは珍しく、マンガMeeの大きな特徴です。

漫画の配信形式としては、一般的な電子書籍ストアのような1冊ごとの販売ではなく、エピソード1話ごとの配信が基本となっています。

また、毎日作品ごとに発行されるチケットや、ボーナスコインを使えば無料で1話分を解放して読むことができます。そのため、時間をかければ、多くの作品を無料で楽しめるのがポイントです。

なお、解放したエピソードは72時間という期限があるため、注意が必要です。

その他には集英社発行の、女性向け漫画雑誌の定期購読が可能です。

作品はブラウザとアプリで閲覧できますが、チケットなどはアプリからしか使えません。したがって、基本的にはアプリを利用して作品を読むかたちになります。

マンガMeeの取り扱い作品

マンガMeeで配信されている作品は、少女漫画を中心に、女性向け漫画のみの構成となっています。作品は様々なレーベルから出されていて、中でも多くを占めているのが、少女漫画雑誌を発行している、りぼんとマーガレット系列です。

しかし、女性向け漫画のみのサービスといってもジャンルは豊富に取り揃えられており、恋愛ものやファンタジーから、ホラーやBLと様々なジャンルがあります。

既存のレーベルだけではなく、マンガMeeオリジナルの作品も配信されています。作品数も150以上あり、中にはアプリ内のランキングのトップになるほどの良作もあるのが見どころです。

その他に、マンガMeeは「マンガMeets」という漫画投稿サイトも運営しており、投稿された作品をブラウザのサイト上で読むことができます。

マンガMeeの読み方

マンガMeeで漫画を読むには、サイトやアプリのトップ画面でピックアップされているものを選ぶか、作品を検索する必要があります。検索ではユニークな機能として、ジャンルやキーワードの他に、泣ける、笑える、キュンとするといった気分で選ぶことが可能です。

作品は基本的に一話単位で読むことになりますが、利用形式としては、「無料」「待てば読める」「先読み」「もっと先読み」の3種類があります。

「無料」は文字通り、何も消費することなく、いつでも無料で読める形式です。また、この形式に限りブラウザ版でも読むことができます。主に作品の最初の数話といった導入部で適用されています。

「待てば読める」では、1日1枚貰えるチケットか、ボーナスコインを消費することで読める形式です。ほとんどの作品の大部分がこの形式となっています。

「先読み」「もっと先読み」は、コインを消費してエピソードを解放する形式です。「待てば読める」と違ってチケットは使えない仕様となっています。先読みではボーナスコインと有料コインのどちらを消費するかを選べますが、もっと先読みでは有料コインしか使えず、必ずお金がかかる仕様です。こちらは未完結作品の最新話から数話分が対象になっていることがあります。

マンガMeeで利用できるチケット・コイン

先述したとおり、マンガMeeで漫画を読むとき「無料」となっているエピソード以外はそのままでは読むことができず、全てチケットまたはコインを消費しなければいけません。

種類としては作品ごとに使えるチケット、そのチケットの代用に用いるボーナスコイン、アプリに課金することで入手できるコインの3種類です。それぞれ入手できる手段や用途が異なるため、仕様の違いを認識しておく必要があります。

ここからは、そういった漫画を読むためには必須であるチケットやコインについて、入手法や仕様、注意点などを具体的に紹介していきます。

作品ごとに毎日貰えるチケット

最初に紹介するチケットは、待てば読める形式のエピソードを読む際に使うことになります。流れとしては、エピソードを選択すると「チケットで無料で読む」というボタンが出現し、そのままタップするとチケットの入手、消費の処理が同時に行われ、話が解放されるという仕組みです。

チケットは一度使うと、それから23時間は再入手ができません。チケットを消費して読めるのは、基本的に一日に一話分です。ただし、キャンペーンなどで特定の作品のみで使える期間限定のチケットが配布される場合があります。

また、チケットは作品ごとに独立しており、例えばA作品でチケットを使っても、B作品で別途チケットを使用できます。複数の作品を読む方であればその分チケットを多く使え、お得に漫画を読むことが可能です。

注意点として、チケットは使用後に23時間は再使用できず、持ち越しなどもできません。そのため、少しでもお得に漫画を読みたい方は、再入手可能時間になったらなるべく早く使うことが推奨されます。

条件を満たすことで入手できるボーナスコイン

ボーナスコインは、待てば読める、先読みの2種類の形式で使えるコインです。特徴として、チケットや有料コインと比べて入手手段が豊富であることが挙げられます。

まずアプリを開いたときに、一日に一回数十秒ほどの動画広告を見ることで、1話分のボーナスコインが貰えます

もう一つ毎日貰える手段として、アプリのトップ画面にあるタロットカード占いがあります。内容は表示された3枚のカードのうち1枚を選び、引いたカードの絵柄、位置から今日の運勢を占うかたちです。貰えるコインは5コインと少なめですが、占いは実際の占い師である水晶玉子先生が監修しており、短い文書ながら参考になります。

それから、大量にボーナスコインを手に入れられるのが「簡単にボーナスコインをGET」というコーナーです。こちらでは、特定のアプリをインストールしたり、指定のサービスに登録したり、アンケートに答えるなど、案件ごとに条件を満たすことによってボーナスコインを貰えます。コインの数は案件によりますが、場合によっては数100ポイントから数1,000コイン貰えるものもあります。さらに、貰えるコインが倍になるタイムセールを実施していることもあるので、漫画を沢山読みたい方には見逃せないポイントです。

他には、次に解説する有料コインを購入した際に、購入額によってボーナスポイントが付与されることがあります。

読むエピソードによっては必須となる有料コイン

上で挙げたチケットやボーナスコインと違って、入手の際に必ずお金を払う必要があるのが有料コインです。支払い方法としては、アプリのダウンロード元であるGooglePlayストアや、AppleStoreのシステムを使うことになります。

有料コインは、先読みやもっと先読みに分類されるエピソードを読むために使います。さらに複数エピソードを有料コインでまとめて購入した場合、本来存在する72時間の制限時間がなくなり、いつでも読み直すことが可能です。

総合すると、費用はかかってしまいますが、連載作品の最新話をすぐに読みたい方、閲覧の制限時間を無くしたい方向けです。

マンガMeeのメリット・デメリット

ここまで、マンガMeeの基本情報に読み方、チケットやコインについて解説してきました。マンガmeeについて少し興味が出てきた人もいるのではないでしょうか。

次からは、マンガMeeを利用するメリットやデメリットについて解説していきます。

マンガMeeはいわゆる「待てば読める」形式を採用している漫画配信サービスです。

その他のマンガMee独自の仕様も含めて、これらは確かな長所がある一方で、短所も存在します。メリットとデメリットを把握した上で、マンガMeeが自分に合ったサービスなのか、利用したいかどうかを考えてみてください。

メリット

会員登録なしでも無料で作品が読める

マンガMeeなどの「待てば読める」漫画配信サービスの長所として、会員登録なしで読める点が挙げられます。顧客情報などはGoogleアカウントやAppleIDなどで管理できるため、会員情報を入力したり、メールアドレスを認証するといった煩わしいことをせずに、すぐ漫画を読むことが可能です。例外として、AndroidからiPhoneに引き継ぐときなど、異なるOSのスマホで共有する必要がある場合は、メールアドレスを登録して認証をする必要があります。

また、配信されている作品のエピソードは、大半がチケットやボーナスポイントを用いれば、無料で楽しめます。こちらも電子書籍ストアなどにはないメリットです。

ボーナスコインの入手手段が豊富

一日でより多くのエピソードを読みたい場合に使うボーナスコインですが、毎日の動画広告を見ることで、必ず一話分のポイントが貰えます。タロットカードの占いでポイントが毎日貰えるところも、マンガMeeのユニークなポイントです。

また、案件をクリアすることでもポイントが手に入り、その案件もアンケートのような簡単なものから、数10,000ポイント貰える高額案件まで幅広く用意されています。たまに開催されるタイムセールの時に高額案件をクリアすれば、数10話から数100話分のボーナスコインを得ることも可能です。

このように、毎日コツコツと積み重ねたり、一度に大量に獲得したりと、その人のペースに合わせてコインを得られるのもマンガMeeの長所の一つです。

雑誌の定期購読が可能

漫画の配信だけではなく、集英社発行の女性向け漫画雑誌の定期購読ができる点も、マンガMeeを利用するメリットです。定期購読は有料ですが、初月分に限り無料で読むことができます。

購読できる雑誌の種類は以下の通りです。

  • りぼん
  • マーガレット
  • 別冊マーガレット
  • ココハナ
  • 月刊officeYOU
  • 君恋
  • クッキー
  • メロキス-mellow kiss-
  • .Bloom

ただし留意するべき点として、初期設定では自動更新の設定がONになっているため、定期購読をやめたい際は、更新期間が終了する24時間前から設定を変更しなければなりません。

また、購読する雑誌を選ぶとき、雑誌の詳細画面がそのまま定期購読の最終確認画面となっています。

誤って確定ボタンをタップした場合は、代金の支払い義務が発生してしまうため、注意が必要です。

デメリット

女性をターゲットにした作品が多い

1つ目のデメリットは、マンガMeeの最大の特徴である女性向け漫画に特化されたラインナップです。ジャンルは豊富ではありますが、少女漫画以外も読みたい方にとってはネックとなります。

また、集英社の漫画配信サービスであるため、作品も集英社発行の漫画に限定されています。したがって、配信されている総作品数も大手のサービスと比べると少なめとなっています。こちらも、集英社以外の漫画を読みたい方や、作品数を重視する方にとってはデメリットです。

しかしながら、マンガMeeではオリジナルの作品も含めて、数100もの漫画を無料で読むことが可能です。本サービスだけを利用するのではなく、他サービスと併用するのであれば、管理は少し面倒になりますが、デメリットは感じにくくなります。

アプリのダウンロードがほぼ必須

マンガMeeはブラウザでも利用できますが、読めるのは「無料」となっているエピソードのみとなっています。この無料に分類されるのは、ほとんどの作品で最初の数話のみであり、続きを読みたい場合は、アプリで読むしかありません。そのため、実質的にはアプリのダウンロードが必須であるところがデメリットの一つです。

それから、電子書籍ストアのように端末に漫画をダウンロードすることはできず、ストリーミング形式にしか対応していません。したがって、漫画を読む際はその都度の通信が必須です。WiFiなどが使えない場合、通信量を抑えるといったことはできず、通信制限がかかっている場合は、漫画の表示に時間が掛かってしまいます。

一日ごとに無料で読める話数に限りがある

マンガMeeでは、有料コインや、案件で貰うコインを引いて考えた場合、作品ごとに貰えるチケット一枚ずつと、動画広告を見ることで貰える一話分のボーナスコインで漫画を読むのが基本です。しかし、他の漫画配信サービスでは、チケットが複数貰えたり、ボーナスコインにあたるポイントが毎日より多く入手できたりする場合があります。それらと比較すると、お金がかからず一日で読める話数は少なめです。

無料の案件で貰えるポイントもありますが、そういった案件は恒常的に際限なくあるわけではなく、条件達成に時間がかかる案件も少なくありません。そのため、どこかでこのデメリットと向き合うことになる可能性があります。

スクリーンショットによるペナルティ

マンガMeeを利用する際に留意しておきたいのが、作品閲覧時のスクリーンショットや画面内録画の禁止です。マンガMeeに限らず、著作物を配信するサービスでは、違法アップロードなどの著作権侵害への対策をとっている場合が多いです。特にマンガMeeは、これらに対して他サービスより厳格に対応しており、具体的なペナルティも報告されています。

スクリーンショットは端末のボタンの組み合わせや、画面上のジェスチャーで起動する場合もあります。誤ってスクリーンショットを撮ってペナルティを受けるということを避けるため、設定を変更したり、誤操作をしないようにすることが重要です。

ここからは、実際にスクリーンショットを撮ったらどうなってしまうのか、もしペナルティを受けてしまったら、どうすれば良いのかについて解説していきます。

スクリーンショットを撮った場合

実際にスクリーンショットを撮った場合ですが、その対応は利用している端末のOSによって異なります。

Androidでは、OSの仕様によってアプリ側からスクリーンショットに制限をかけることが可能です。スクリーンショットを撮っても黒一色になるか、そもそも画像の保存ができないため、こちらでは特にペナルティなどはありません。

一方iOSでは、こういった制限がないため、スクリーンショットの使用自体は可能です。そうした場合、画面上に「再度スクリーンショットをすると作品の閲覧を停止する」という旨の警告文が表示されます。この警告文は三段階あり、スクリーンショットを続けていると段階が進み、三段階目になると実際に作品の閲覧が不可能になります。一回の誤動作程度ではペナルティを受けることはありませんが、このあたりの仕様は突如変更される可能性もあります。

閲覧停止になってしまったら

もしスクリーンショットを複数撮ってしまい、閲覧停止のペナルティを受けてしまった場合、残念ながらそれをこちらから解消することは難しいです。閲覧停止の処理はアカウントに紐づいているため、アプリの再インストールなどをしても効果はありません。したがって、運営側に閲覧停止を解除してもらうのが唯一の手段です。

具体的には、時間経過による制限の解除、あるいはお問い合わせフォームにて謝罪及び制限の解除を求める文を送り承諾してもらうといった可能性が考えられますが、いずれも確実性はありません。

閲覧停止になってしまうと新たなエピソードの閲覧や、有料コインで購入したエピソードも見られなくなるおそれがあるため、やはり故意の撮影は当然ながら、誤動作もなるべくしないように細心の注意が必要です。

マンガMeeをおすすめしたい人

マンガMeeは、少女漫画が好きな方に特におすすめです。

女性向け漫画に特化した漫画配信サービスは珍しく、ドラマ化もした人気作品を無料で読めるマンガMeeは貴重なサービスです。

他にも、マンガMeeオリジナル作品、気分を選んで検索できる機能、雑誌の定期購読、タロット占いに付属するボーナスコインなど、見どころはいくつもあり、これらの中に魅力を感じた方にもおすすめできます。

また、マンガMeeは会員登録も必要なく、アプリをインストールすれば気軽に始められるため、面倒な手順を踏みたくないという方にもおすすめです。

まとめ

マンガMeeは、集英社発行の女性向け漫画配信サービスのため、配信されている作品数自体はやや少ないかもしれません。しかし、オリジナル作品も含めて、魅力的な作品は数多くあります。リリースから約5年で1,500万ダウンロードを突破していることからも人気は明白です。

マンガMeeは「待てば無料」という形式の漫画配信サービスのため、試しに何話分か読んでみても損はありません。また、他の電子書籍配信サービスと併用するのも有効です。

作品の検索などはブラウザからでもできるので、ここまでの解説で、少しでもマンガMeeに興味を持った方は、ぜひアプリをインストールしてみてください。

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