『リメンバー・ミー』のあらすじ解説・ネタバレ

今回記事でご紹介するのは斉藤妙子が描いた絵本、『リメンバー・ミー』のあらすじです。

原作は2017年公開のピクサーアニメーション映画、『リメンバー・ミー』(原題:Coco)。

現代メキシコを舞台にした珍しい作品で、音楽と家族愛が全体を貫くテーマとなっています。

ピクサーの長編アニメーション映画としては『トイ・ストーリー』から数えて19作目にあたり、日本における興行収入は50億円を記録しました。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『リメンバー・ミー』のあらすじ

主人公はメキシコ在住の12歳の少年、ミゲル・リヴェラ。

将来の夢はミュージシャンですが、祖母エレナをはじめとする家族の反対を受け、音楽を聴いたり演奏することを禁じられています。

唯一の理解者は認知症を患い、記憶力が衰えた曾祖母のママ・ココだけ。

リヴェラ一族が音楽を毛嫌いするのには理由がありました。

今を遡ること数十年前、ココの父は歌手を目指し、妻子を置いて出奔します。

ココの母イメルダは幼い娘を養うため靴職人に転身し、子孫代々家業を盛り立てていったのでした。

されどミゲルの憧れは止まらず、屋根裏でこっそり弾き語りを続けます。

やがて年に一度の死者の日が訪れ、ミゲルの家に一族が集まり、盛大な宴を催しました。

慰霊の祭壇には先祖の遺影と供物が捧げられたものの、ココの父の顔は破られています。

出典:DIsney公式サイト

写真の男が抱えたギターを見たミゲルは、それが偉大なミュージシャン、エルネスト・デラクルスの愛用品だと悟り、自分こそ彼の末裔だと確信しました。

衝動的に遺影を持ち去り、デラクルスの後継者を選ぶコンテストに乗り込むも、飛び入りで演奏する計画がエレナにばれ、大事なギターを壊されてしまいます。

ショックを受けたミゲルはその足で霊園に忍び込み、デラクルスの副葬品のギターを泥棒。

直後に異変が起こり、骸骨化した死者の姿が見えるように。

パニックに陥り周囲に声を掛けれど、誰も気付いてくれません。

途方に暮れるミゲルに目を留めたのは、その場に居合わせた先祖の霊たちでした。

彼等はミゲルを死者の国に導き、高祖母イメルダに引き合わせます。

イメルダは死者の日に死者の物を盗んだ罰だと叱責し、死者の国で日の出を迎えた者は二度と生き返れないと告げました。

さらには助ける条件として、金輪際音楽を諦めろと命じます。

平行線のままイメルダと喧嘩別れしたミゲルは、ヘクターと名乗る陽気な死者に出会い、2人で様々な冒険を繰り広げ……。

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