(Image Source/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)中国の食品問題が再び勃発、現地で大きな話題となっています。

今回騒動になっているのは、なんと赤ちゃん用の粉ミルク。
販売メーカーは「問題なし」と言い張っており、大量の苦情が寄せられています。


■粉ミルクに黒い粒…

中国ネットメディア「看看新聞」によると、問題に気づいたのは河北省に住むある母親。

赤ちゃん用に買った粉ミルクに妙な黒い粒が見えたことから、まさかと思い磁石を当ててみると、粒がズルズルとくっついてきたそうです。

そこで「これは砂鉄では?」という疑問をメーカーにぶつけた所、衝撃的な答えが返ってきたと振り返りました。


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■砂鉄=キャラメル粒子?

被害に遭った女性曰く「メーカーに直接粉ミルクを持って行って問い合わせたんですが、彼らは黒い粒を『キャラメルだ』と言い張りました。私が磁石を取り出してくっつくことを見せると、やっと問題を認めましたが…」とのこと。

メーカーは粉ミルクに関する問題を認めてはいるものの、明確な声明は出していないようで販売店舗からも多くのクレームが寄せられていると報道されました。

知らずに飲んでしまった赤ちゃんもいるのではないかと推測できます。


■人体に影響なしと主張

その後、各界からの苦言に対しメーカーは「食品に間違って髪の毛などが混入するのと同じ。人体に影響はありません」と宣言。保証をする気が全くないことがわかりました。

本当にこの「黒い粒」が砂鉄であれば、赤ちゃんの健康を害するには十分な理由になり得ますが…。

販売店舗や消費者は国が定める最大限の賠償を求めているとのことですが、今後の裁判次第ではうやむやになる可能性も無くはないでしょう。食品偽装問題が尽きない中国ですが、今回も長きにわたる騒動となりそうです。


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(文/fumumu編集部・AKO