アリゾナ州モハーヴェ郡のキングマン市で約1年前から“K-9(警察犬)”として活躍するも、このほどたった3歳半で死亡したベルジアンマリノア(シェパード)の“アミーゴ”号。特に薬物絡みの事件で活躍し、アミーゴの並ならぬ嗅覚のおかげで、今年になってからはコカイン50kgを含む大量の薬物押収に成功していたという。
その優秀なアミーゴが深刻な事態に見舞われたのは17日。丘陵地帯の麓に位置するホワイトクリフでハイカー2名が負傷との通報が入り、アミーゴの出動が決まった。しかしその救助活動の中でアミーゴは熱中症を発症。
バンの後部に安置されたアミーゴの亡骸は大きな星条旗でカバーされ、このほどやっとキングマン警察に戻ってきた。ボブ・デヴライズ署長は「私たちの落胆、喪失感は言葉では言い表せません。アミーゴのハンドラー(訓練士)のアダム・シモンセン氏、およびその家族は深い悲しみに打ちひしがれています」と述べている。ハイカーは救出され「キングマン地域医療センター」に搬送されたが、軽傷のみで命に別状はないという。
この夏、警察犬が熱中症で死亡する事件が相次いでいる米国。
出典:http://kdminer.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)