デ・リフト逃しても落ち込むな! 他に見るべき若き実力派DF”...の画像はこちら >>

リヨンのデナイヤー photo/Getty Images

有望株はデ・リフトだけではない

今夏の市場で大人気となっているセンターバックといえば、アヤックスで大ブレイクしたマタイス・デ・リフトだ。バルセロナ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントスなど連日のようにデ・リフトを狙う話題が出ており、どこへ向かうのかは非常に興味深い。



とはいえ、当然デ・リフト獲得に成功するクラブは1つしかない。逃したクラブは落胆することになるだろう。しかし英『90min』はガッカリしすぎる必要はないと主張する。デ・リフト以外にも優秀な若手センターバックがいるからだ。今回同メディアはデ・リフト以外にも目を向けるべきセンターバックとして、8名の若手実力者をリストアップしている。

1.イブラヒマ・コナテ(ライプツィヒ/20歳)



フランスからは優れた若手が次々と出ていているが、その中でも同メディアが強烈にプッシュしているのがコナテだ。192cmのサイズを活かしたエアバトルはもちろん、相手FWにとって悪夢となるスピードも備えている。
コナテの能力に気づいているクラブは多いはずだ。

2.ダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ/20歳)



コナテが紹介されたとなれば、同じライプツィヒのウパメカノも紹介しないわけにはいかない。スピード、パワー、技術を備える現代的なセンターバックと評価されており、憧れと語るラファエル・ヴァランのような存在にもなれるだろう。

3.マラング・サール(ニース/20歳)



コナテ、ウパメカノに続いてフランス人選手だ。サールはまだ20歳と若いが、2016年にはトップチームデビューを果たしている。すでにニースでは99試合に出場しており、経験値はかなりのものだ。182cmとサイズはやや小柄だが、広範囲をカバーする力とパスセンスを同メディアは高く評価している。完成された選手ではないが、ポテンシャルは間違いない。


4.ペルー・ノラスコアイン(アスレティック・ビルバオ/20歳)



中盤の底でもプレイできるノラスコアインは、センターバックとしても評価を高めている。中盤でプレイした経験によって足下の技術が鍛えられたと評価されており、最終ラインからの組み立ては期待が持てる。まだビルバオでも確固たる地位を築いたわけではないが、将来へ期待するのであれば興味深い選択肢となる。

5.ルイス・フィリペ(ラツィオ/22歳)



ブラジルのイトゥアーノFCでキャリアをスタートさせたルイス・フィリペは、2016年夏にラツィオと契約を結んだ。同メディアはルイス・フィリペのメンタル部分を高く評価しており、生まれながらのリーダーと絶賛。危機察知能力にも優れており、トッテナムがすでに目をつけている。しかし注目しているのはトッテナムだけではないはずだ。


6.ヨナタン・ター(レヴァークーゼン/23歳)



ドイツ代表の今後を支えるであろう選手の1人だ。スピードとパワーを併せ持ち、同メディアはターのポジショニングとタックルを幻想的と表現している。今後も成長するはずで、そうなった時には移籍金が跳ね上がる。その前に手をつけておくのも悪くない。

7.マリオ・エルモソ(エスパニョール/23歳)



レアル・マドリードの下部組織出身者であるエルモソは、アーセナルやバイエルンからの関心も伝えられたことがあるレフティーのセンターバックだ。タックルに加えて同メディアが絶賛したのはロングパスの精度で、一気に局面を変えることも可能だ。

8.ジェイソン・デナイヤー(リヨン/23歳)



デナイヤーはマンチェスター・シティの下部組織出身者だが、マンCではポジションを勝ち取ることができなかった。そこからはセルティックやガラタサライにレンタル移籍を続けてきたが、リヨンに移籍して状況が変わり始めた。
今季はチャンピオンズリーグの戦いも経験するなど成長を続けている。まだまだ改善の余地はあるものの、すでにトップクラブでプレイ可能との評価だ。


デ・リフトのクオリティには届いていない選手もいるが、話題になるべきはデ・リフトだけではない。この8人も今後のサッカー界を引っ張っていける実力者たちだ。彼らの動きにも注目してみるべきだろう。

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