子育て真っ盛りのママは、「ひとりになりたい」と思っても、家事や育児に追われてなかなかそんな時間は取ることができません。家族や友人など、近くに頼れる人がいればいいのですが、そうはいかない…という人も多いもの。

ひとりになりたい、でもなれない…そんなママは日頃どのようにストレスを発散させているのでしょうか。



■ひとりになるって難しい



まずは未就園児のママたちに、「ひとりになりたい」と思ったら、いったいどうしているのか?を聞いてみました。すると
・夫に子どもを預ける
・自分の母親に子どもを預ける
という意見が最も多く聞かれました。



夫の仕事が忙しい、家族が遠方にいる…という方は
・託児やベビーシッターに預ける
・友人にヘルプをお願いする
・ファミリーサポートを依頼する
という方が多い傾向に。中には
「ひとりになることなんて初めから不可能だって諦めてます」
「ひとりになりたいなんて思ったことがない。どこでも子どもと一緒です」
との意見も。



しかし、皆さん「あ、なんかひとりでゆっくりしたいな…」と思ったときに、誰かに子どもを預けている…というわけではなさそう。体調が悪くて病院に行くなど、いたしかたない事情により、どうしてもひとりで動かなければならないときに、やむを得ず預かってもらうことがほとんどのようです。



そう、子育て真っ盛りのママにとって「ちょっとカフェでコーヒーを一杯」「リアルタイムでドラマを最初から最後までゆっくりと見る」「お風呂にゆっくりつかって、お風呂上がりにはじっくりとスキンケア」なんて、夢のまた夢の話なのかもしれません。



■これが私のストレス解消法!



もちろん子育ては楽しいことやクスリと笑える出来事、心が満たされる瞬間が盛りだくさん。ママたちは「私って世界一幸せだなぁ」と実感することも多いでしょう。



しかし、我が子を愛おしいと思う気持ちと「ほんの少しの時間でいい、ひとりで気兼ねなく好きなことをしたい」と思う気持ちは全くの別物。

「あぁ、ひとりになりたい!」とどうしようもなく思ったとき、みなさんはいったいどのような対策をとっているのでしょうか。



「子どもが眠ってから、美味しいコーヒーを入れて雑誌を読んだり、録りだめていたテレビ番組を見たりしています。確実に次の日辛いのはわかってるんです。でも、『あぁ、今私は自分だけのために時間を使ってる』と思える瞬間が必要だから」(1歳の男の子のママ)



「1日家事を放棄するだけで、『しなくちゃいけない』ことがグンと減ります。なので、疲れたなと思ったら、子どもと一緒に昼寝をしたりして、家のことはさぼっちゃいます」(生後7ヶ月の女の子のママ)



「おしゃれなカフェやショッピングなど、自分の行きたい場所に思い切って行っちゃいます。もちろん、子どもがぐずったり泣いたりしたらすぐに退出する覚悟で。いっけん敷居が高そうなお店でも、案外子どもに優しく接してくれたりするので『あぁ、自分で自分の行動範囲を狭めていただけなんだな』ってホッとすることが多いです」(1歳の女の子のママ)



「辛いと思ったら、辛い気持ちを吐き出すようにしています。友人や家族に愚痴るときもあれば、SNSに正直な気持ちを投稿することも。我慢するとストレスって余計に溜まってしまうから、我慢せずに口に出すことが大切かな、って」(生後半年の男の子のママ)



「好きなミュージシャンの歌をかけて、踊ってます(笑)。子どもも笑って身体を動かしてくれることもありますよ。たまに泣かれちゃいますが、『一曲だけ我慢して!』と踊りきります。それだけでも意外とスッキリするし、気分転換になりますね」(生後8ヶ月の男の子のママ)



みなさんそれぞれ工夫されているようです。

大切なのは、「今私はひとりになりたい、と強く思っているくらい疲れているんだ、ストレスが溜まっているんだ」と認めること。
そして、そう思うことは自然なことで、決して悪いことではないのです。



■長い子育て期間を乗り切るために



「私ひとりで頑張らなくては」「私は母親なんだから我慢しなくては」なんて思いつめてしまうと、ますますストレスが溜まってしんどくなってしまいます。ママだって息抜きや休息は必要。ひとりになりたいな、と感じたら素直にその気持ちを言葉に出して、周囲に甘えてみてもいいのではないでしょうか。



もし、周囲に頼れる人がいないのなら、自分でできる自分へのご褒美を探してみてください。毎日頑張っている自分をいたわってあげること、これもママの大切な仕事だと思います。



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