モータースポーツに対する情熱からスタートする人が多い
モータースポーツシーンでは国内外ともに芸能人やスポーツ選手など著名人のオーナーチームが活躍している。
具体的にはアメリカの俳優、ポール・ニューマンがレーシングドライバーのカール・ハースと1982年に立ち上げた「ニューマン・ハース・レース」がアメリカのインディカーシリーズで活躍するほか、2016年には香港出身の俳優、ジャッキー・チェンがレーシングドライバーのデビッド・チャンと「ジャッキー・チェンDCレーシング」を設立し、WECのLMP2クラスで猛威を発揮。
国内に目を向ければご存知のとおり、俳優かつ歌手の近藤真彦が2000年に「KONDO RACING」を立ち上げて、現在、スーパーフォーミュラやスーパーGTで活躍するほか、俳優の哀川翔が2010年に「TEAM SHOW」を結成し、全日本ラリー選手権にチャレンジ。さらに二輪レースに目を向けると俳優の岩城滉一が「チームイワキ」を設立して、全日本ロードレース選手権に参戦している。
さらに監督ということだけを見れば、俳優の舘ひろしが「ナビコネクション・レーシングチーム」の監督としてフォーミュラ・ニッポンに参戦したほか、同じく俳優の神田正輝が「TEAM KANDA」の監督として全日本ラリー選手権に参戦。さらに近年は元プロ野球選手の佐々木主浩が「D’Station Racing」の監督としてスーパーGTに参戦するなど枚挙にいとまがない。
彼らはなぜ、チームを結成してまでモータースポーツに参戦しているのか?
その理由についてはさまざまだと思うが、少なくともチームを設立したオーナーのなかには、モータースポーツ参戦の理由として「節税が行える」あるいは「スポンサーの獲得で事業拡大できる」という気持ちを持っている人も少なくはないだろう。
自社チームを設立・運営するためには多くの予算を必要とすることから、事業化していれば経費として計上できるほか、知名度を生かして営業活動を行えば事業として拡大可能である。それゆえに、チームの活動にはビジネス的にクールな視点も持っていると思うが、その一方で、自社チームを設立して各カテゴリーに参戦している最大の理由としては、やはり、モータースポーツ、そしてクルマが好き……ということが前提にあるだろう。
ポール・ニューマンはル・マン24時間レース、近藤真彦は全日本GT選手権や全日本F3000選手権に参戦した経験を持つほか、哀川翔もWRCのラリージャパンやアジアクロスカントリーラリーに参戦するなど、多くのオーナー監督がドライバーとしての経験を持つが、これもモータースポーツに対する情熱からスタートしている。
さらにジャッキー・チェンやマイケル・ジョーダンなどもさまざまなスーパーカーを所有するクルマの愛好家で、おそらく、好きが講じて自社チームを設立……というのが本当の理由だろう。
著名人のチームということで注目を集めがちだが、その中身はほかのレーシングチームと変わらず、勝利を目指して常に全力を注いでいるのである。

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