人気アニメ「アンパンマン」の作者、漫画家やなせたかしさん(85)が新宿区の防犯のマスコットキャラクター「新宿シンちゃん」を考案、新宿区に寄贈した。ここにまた新しい働くマスコットが登場したわけだ。


働くマスコットといえば店頭を飾る製薬会社のケロちゃん、サトちゃん、キョロちゃん、そして盗難騒動のあった不二家のペコちゃんがベテランとして有名。最近ブレイクしたところでは警視庁のピーポくん。「踊る大走査線」に出演したことが大きく影響している。

ピーポくんは警視庁のマスコットなので東京でしかお目にかかれないが、実はほとんどの県警(道警、府警)にマスコットたちがいるのだ。動物キャラが圧倒的に多いがご当地ものもある。

新潟県警のマスコットは何とコシヒカリ。その名も「ひかるくん」。鹿児島県警は桜島をモチーフにした「チェストくん」。「チェスト」というのは鹿児島県に古くから伝わる方言で「それーっ」とか「やぁーっ」とかいう一種の掛け声なのだそうだ。

さらに県別マスコットは消防署系にもある。東京消防庁のマスコットは「キュータくん」。見た目はスーパーマンのようなパーマンのようないでたち。
キュータくんの名前は「119番のキュー」「救助のキュー」「救急レスキューのキュー」「緊急のキュー」で「多くの人をタスケルのタ」から由来となかなかコンセプトはしっかりしているがあまりお目にかかれないのが残念だ。

一生懸命働くマスコットたち。せめて地元もマスコットは覚えてあげたいものです。(こや)
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