銀座・歩行者天国ができる瞬間を追ってみた
(上)2時直前。パラソルとチェアをスタンバイして、準備万端。(中)2時、設置開始。まだ人影もまばら。(下)10分経過。出来上がったスペースで早速くつろぐ人&ハトたち。
土曜日の午後2時、銀座で何かが起きる。そう、歩行者天国である。

思えばいつも、いつのまにか始まっていて、いつのまにか終わっている歩行者天国。銀座が歩行者天国になる瞬間を見届けてみたい! 

そんなわけで、週末の銀座中央通りに密着してみた。

場所は銀座2丁目ふ近、時刻は2時5分前。緊張しつつあたりを見渡すと、なんと私と同じくスタンバっている人たちを発見! 出動前のパラソルとチェアを歩道に出して用意万端なのは、伊東屋のスタッフの方である。

そしていよいよ2時。最後の車が追い出されるように通りを出て、視界がぐっと広がった中央通りで、最初に動いたのが先ほどの伊東屋スタッフ。慣れた手つきでチェアとパラソルを中央に並べはじめ、続いて、風月堂のウェイトレスが「よっこらしょ」って感じでチェアを運びはじめた。歩行者天国のパラソルを周囲の店が出してるってことも気づかなかったけど、その並べ方にも各店の特徴が出るっていうのは新たな発見――なんてことを、並べてもらったチェアに腰掛けつつ、つらつらと考えてみたのでした。

銀座コンシェルジュの「銀座ストーリー」によれば、銀座の歩行者天国が始まったのは1970年8月。「交通渋滞と大気汚染に対する強い反省の気持ち」から、人間様優位の道路を作ったそう。ちなみに銀座・中央通りでは、土曜日は2時から、日祝日は正午からはじまり、晴れか曇りの日に実施される。てことは、ビミョーな天気のときはどうなるのか?など、まだまだ謎の深い歩行者天国。たまにはじっくり観察してみることを(ものすごーく時間のある人にだけ)おすすめします。
(矢部智子/アンテナ)