
ひどい悪ふざけだなぁ…と思い、発売元を見てみると、「サカモト」の名前が。以前、ウルトラマンが大変なことになっちゃってるコネタでこの会社をご紹介したのだが、またしてもサカモトの仕業とは…。
こんなおそろしげなジョーク、本当に大丈夫なの? またまた心配になり、サカモトに聞いてみた。
「『年間手帳』の意図? ユーザーをビックリさせるという意図ですよ」。マーケティング課の佐々木さんが説明してくれた。「年金を滞納している人が国会議員にもたくさんいたニュースが流れたとき、ブラックユーモアとして作ったんです。旬のアイテムですよ」と自信満々である。確かに、旬ではあるだろうけどさ。
それにしても、あまりにそっくりで怒られないのだろうか?
「色も素材も、ディテールすべてにおいて、本物そっくりにするのが“パロディ”ですから(笑)」。
サカモト、パンクな精神の会社だなぁ。
この「年間手帳」は、赤・青各3000個ぐらいが作られ、有名専門店、大手量販店などで販売中。ちなみに、ローティーン雑誌で紹介されたことがあるそうだが、アポロやプリングルスなど、サカモトのパロディ文具商品の一環としてだったとか。こんな大人のユーモアな手帳、ローティーンに紹介しちゃっていいのかなぁ…。ローティーンのうちから、年金問題を考えておけっていう意味だったりして。(田幸和歌子)