
当時の珍しいカラー写真の野口英世
夏目漱石にかわり、新しいお札の顔、野口英世にはもう慣れたでしょうか?
奇しくも同じ千円札になっちゃた二人ですが、一方は文学者、一方は科学者の全く畑違いな上、出身も東京と福島と離れており、お互いに面識もなかったようです。
でもなんとびっくり、本人達も知らなかったであろう、意外なつながりがあったのです。
1月18日からニューヨーク日本クラブ・ギャラリーで催されている「日本クラブ創設者、高峰譲吉と偉業を成し遂げた日本人」展では、野口英世と交流の深かった、高峰譲吉博士の写真や、個人的資料が展示公開されています。
高峰博士は、日本で始めてアメリカの特許を取得し、胃腸薬「タカ・ジアスターゼ」や外科手術用の「塩化アドレナリン」を創製し、巨万の富を築いた在ニューヨーク邦人達のリーダー的存在でした。当時の東京都知事尾崎行雄と共に、私財を出して、ワシントンとニューヨークに桜の木を2千本ずつ送ったことでも有名だったそうです。
その高峰博士の創設した日本クラブに、ちょくちょく通っては将棋を指していたのが、その頃ロックフェラー医学研究所に招かれていた野口英世だったのです。
彼は、高峰博士の主催する晩餐会に招待されたり、そこで要人に紹介されたりと、大変世話になったそうです。ちょうどロシア戦争に勝って、日本も大国の仲間入りを果たした頃です。
二人は生涯親交を深め、死後葬られた お墓も、同じニューヨーク郊外のウッドローン墓地にあります。なんという縁の深さ!
さて、野口英世と高峰博士の関係は分かりましたが、夏目漱石とは?
実は、胃腸の弱い夏目漱石が毎日食後に飲んでいたのが、高峰博士の「タカ・ジアスターゼ」だったのです。こりゃ本人達も気づかんはな。
しかし、一世紀以上経って、新旧千円札の顔になるとは、縁とは不思議なものですね。
今回のネタは、トリビア出題できますか?(チン・ペーペー)
奇しくも同じ千円札になっちゃた二人ですが、一方は文学者、一方は科学者の全く畑違いな上、出身も東京と福島と離れており、お互いに面識もなかったようです。
でもなんとびっくり、本人達も知らなかったであろう、意外なつながりがあったのです。
1月18日からニューヨーク日本クラブ・ギャラリーで催されている「日本クラブ創設者、高峰譲吉と偉業を成し遂げた日本人」展では、野口英世と交流の深かった、高峰譲吉博士の写真や、個人的資料が展示公開されています。
高峰博士は、日本で始めてアメリカの特許を取得し、胃腸薬「タカ・ジアスターゼ」や外科手術用の「塩化アドレナリン」を創製し、巨万の富を築いた在ニューヨーク邦人達のリーダー的存在でした。当時の東京都知事尾崎行雄と共に、私財を出して、ワシントンとニューヨークに桜の木を2千本ずつ送ったことでも有名だったそうです。
その高峰博士の創設した日本クラブに、ちょくちょく通っては将棋を指していたのが、その頃ロックフェラー医学研究所に招かれていた野口英世だったのです。
彼は、高峰博士の主催する晩餐会に招待されたり、そこで要人に紹介されたりと、大変世話になったそうです。ちょうどロシア戦争に勝って、日本も大国の仲間入りを果たした頃です。
二人は生涯親交を深め、死後葬られた お墓も、同じニューヨーク郊外のウッドローン墓地にあります。なんという縁の深さ!
さて、野口英世と高峰博士の関係は分かりましたが、夏目漱石とは?
実は、胃腸の弱い夏目漱石が毎日食後に飲んでいたのが、高峰博士の「タカ・ジアスターゼ」だったのです。こりゃ本人達も気づかんはな。
しかし、一世紀以上経って、新旧千円札の顔になるとは、縁とは不思議なものですね。
今回のネタは、トリビア出題できますか?(チン・ペーペー)
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