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昨年世間を騒がせた、熊たちの目覚めはいつ?

日中の暖かな陽射しにすっかり春を感じるようになってきた。春眠暁を覚えずの言葉通り、
毎朝ベッドから抜け出すのがつらくてしょうがない。でも春に眠いのは人間だけなのかも。
自然界では草木が芽吹き、動物たちは冬眠から目覚めて活動を開始するのだから。

昨年の秋頃には、冬眠前の食溜めに人里に降りてきた野生の熊と人間の遭遇事故が数多く報道されていた。都市生活者を気取るわけではないけれど、日本に野生の熊が数多く生息していること自体に驚きを感じてしまう。調べてみると、本州の関西以東を中心に生息するツキノワグマは1万頭前後、北海道にのみ生息するヒグマは2千頭前後と推定されるそうで、何と東京の奥多摩地区や神奈川県や埼玉県の山間部でも確認例があるらしい。

さて、野性の熊たちも、まもなく冬ごもりから目覚めてまたぞろぞろ食べ物を探しに里に降りてくる頃。冬眠する動物が春を知覚するトリガーはやっぱり気温だ。では熊は気温が何度になれば巣穴から出てくるのだろう。

冬眠をする哺乳類の「こうもり」や「リス」や「ハムスター」などは、気温の低下に併せて自分の体温を気温に近いくらいに下げて仮死状態になっている。だから気温の変化に敏感に反応することは難しい。でも熊の場合はせいぜい3〜5℃ほど体温を下げるだけなので、冬の間中うつらうつらしている状態なのだ。熊の場合は冬眠と言うよりも、冬の間は家(巣穴)に閉じこもっていると言った方がむしろ正しい。(私の冬の過し方と大差はない)

植物は平均気温5℃前後を境に生命活動を調整していて、植物が活発に活動している期間を植物期間と呼んでいる。植物を食料とする草食・雑食動物たちもそこに併せて活動を開始することになるわけで、これを生物期間とも呼ぶことが出来る。平均気温5℃以上になるのは全国平均でも3月下旬から4月にかけて。そう、まさに今の季節である。

4月になれば、いつ冬眠から覚めたばかりでお腹をすかせた熊と出会ってもおかしくない。そこで今の季節の山歩きの必需品?とも言えるのが「熊避けの鈴」。
「熊避けの鈴」をバックパックとかにぶら下げる。山間部の小中学生たちは通学途中に熊に遭遇しないように、ランドセルなどに装着しているらしい。こんな華奢な鈴ひとつで本当に熊を避けられるのだろうかと思ってしまうが、熊は本来すごく臆病な動物なので、音のする方向には近づかないと言うことなのだろう。

昨年は度重なる台風の上陸や集中豪雨などで、野生の熊も食べ物が極端に不足したことから、人里に降りてくることが多かったようだ。でも、もっとも深刻なのは人間の森林伐採などによる環境破壊なのだ。熊のプーさんやティディベアなど、キャラクター物としても身近で愛らしい熊。本当は心優しい熊たちとの共存関係をもっと真剣に考えなくてはいけないのかも知れない。(シロー)

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