筋肉質でグリコポーズ、「ももさだカエル」ってナニ?
「ももさだカエル」という不思議な語幹を持つカエルの話は、お友達のブログで知りました。
このカエル。
筋肉質で、グリコポーズ(あの、道頓堀から見えるランナーのポーズですね)をとっているのだそうで。
や、もちろん、そういう生き物なのではなく、銅像なのですけれど。会いたい。ぜひ、この目で見てみたい。

気づけば私はももさだカエルくんをもとめて、秋田市にいました。
募る思い。
しかし、秋田市は広いです。海岸だということはわかっています。そして、対岸に風車があるということまでは。
地図とにらめっこをして、ココだ! とあたりをつけ、車で向かいます。何度か迷って、違うところに入り込んでしまいましたが、新屋海浜公園という文字が見えたとき、いよいよ会えると確信しました。
そろりそろりと細く狭い道を進みます。
背丈ほどもある草に囲まれて、見通しもよくありません。でも、海の匂いが近づいてきています。
あっ! いた。
いました。出会いはちょっとあっけなく。いや、でも、ホントにいたっ。
はるばる来た甲斐あったぞ。

「ももさだ」とは、この新屋浜の古い地名です。この銅像は、昔の新屋浜のにぎわいにカエル、事故やけがが無く無事にカエル、ゴミを捨てずに持ちカエル、という思いを込めて平成5年に建立されたそうで。秋田市って書いてあるから、市が作ったんですね。
見れば見るほど、愛らしい。筋肉質ってのも確かに。
お背中がちょっと汚されちゃってるのが残念ですが、実に青空に映えます。

たっぷり写真を撮って、堪能して、また来るねーと言い残して私が立ち去ろうとしたとき、新潟ナンバーの車がやってきて、ももさだカエルくんの近くに止まりました。中から若い男性がお二人出てきて、ももさだくんを指差して「これだこれだ」などと仰っています。
……ブレイクの予感? 彼らもわざわざ会いに来たのかな。よもや近くに止まってる習志野ナンバーの人(=私)もそうだとは彼らは思うまい。
この記事を読んで、ももさだくんに会いに行くみなさん。
ももさだくんの言うとおり、事故やけがなく。ゴミは持ちカエルようにねっ。(谷和原のぞみ/お気楽ステーション)