ぜんざいなのに冷た〜い!? 「沖縄ぜんざい」を初体験
さんぴん茶と塩昆布ならぬ塩味の亀せんべいがついて400円
「沖縄ぜんざい」って知ってますか? この暑いのにぜんざいの話題??というなかれ。沖縄でぜんざいといえば冷たいかき氷の中に金時豆が入ったモノをいうらしい。
黒糖などでふっくらとやわらかく煮た金時豆(小豆ではなく、金時豆を使うのが沖縄流とか)と煮汁を冷やして器に盛り、その上にふわふわのかき氷をこんもりのせるというものだ。

以前から沖縄本などで見て気になっていたこの沖縄ぜんざい、私の住む大阪にもついにオキナワン・スイーツを満喫できるカフェができたというのでさっそくいって味見してきました!

その名も「Sisa Sisa(シーサーシーサー)」というお店で、「沖縄氷ぜんざい」にさんぴん茶と塩昆布ならぬ塩味の亀せんべいがついて400円から。ひと口、食べてみると黒糖と金時豆、そしてかき氷が口の中でフワッととけていき、あっさりした甘さがおいし〜い!ふわふわ氷を崩しながらどんどん食べていると、器の底から金時豆が思いのほかたくさん出てくる。他に白玉なども入っているので、これだけでもかなりお腹いっぱいになりそう!
豆だけに栄養もありそうなので、暑くて食欲がないときはこれだけで一食にしても充分かもしれませんね!?

スタッフの平野さんの話では、「沖縄ぜんざい」というのは地元ではタッパー&ビニール袋をもって買いにいき、家でお腕に盛り付けて食べるような極めて素朴で庶民的な食べ物なのだそうだ。それゆえ、昔から子供から大人にまで親しまれている夏に欠かせない風物詩らしい。
同店ではその本場仕込みの味をさらにアレンジし、金時豆の煮汁に寒天を加えてとろみをつけたり、上にゴーヤーチップスを飾るなどして見た目にも沖縄っぽいおしゃれな今風のメニューとして仕上げていた。


一気に食べ終えた後、熱いさんぴん茶を飲みながらほっこり。改めて店内を見回してみると、他のお客さんが注文していた「雪割りシークヮーサージュース」や沖縄風もっちりクレープ「ぽーぽー」なども気になりました。

それにしても、沖縄出身ではない私にもなぜか「懐かしい」と感じさせる味なのが不思議。都会で食べてもこれだけおいしいんだから、美しい沖縄の海で泳ぎ疲れた後に食べる「沖縄ぜんざい」はさぞおいしいんでしょうね〜。(野崎泉)

OKINAWAカフェ&ぜんざい Sisa Sisa(シーサーシーサー) 
大阪市北区東天満2-8-1 若杉センタービル別館1F
TEL.(06)6353-0143