名古屋味調味料「つけてみそかけてみそ」の上級技
おなじみのこのパッケージ。右は小袋入りでお弁当などに便利な「つけてみそかけてみそジュニア」
「つけてみそかけてみそ」。このインパクトのあるネーミング、名古屋人にはおなじみの味噌味調味料だ。
マヨネーズ型の容器に入っていて、野菜から揚げ物まで、なんでも一瞬で名古屋味に変えてしまうスグレモノ。甘みの加わった赤味噌の風味がなんともいえない幸せの味。最近じゃ結構全国区で人気が出てきたらしく、名古屋出身の私としてはうれしい限り。ぜひあのCMも全国区で見せてあげたい……「つけてみーそ、かけてみそ!!」

さて、私が愛して止まないこの商品、ナカモ株式会社の杉本様に質問し、さらなる魅力を探ってみた。

まずはネーミングの秘話からご紹介。「つけたりかけたりするだけで、料理を美味しく食べられる味噌ダレの意味と、10数年前に子供たちの中ではやっていた『○○をやってみてよ』という意味の造語『○○やってみそ!』から来た言葉です」とのお答え。

開発段階(10年前)で、業界でもまったく新しい商品だったため、用途がわかり、覚えやすい名前が求められていたという。なかなかいいアイデアがなく、社長さんが当時大学生だった息子さんにアイデアを求めたところ、上のような造語をもじって「つけてみそ」と答えたとか。それに営業の方が「かけてみそ」とつなげて名前が完成したらしい。 息子さん、グッジョブ! すばらしいネーミングです。

お次は食べ方。我が家ではおでんや焼きナス、味噌カツが定番の食べ方だったが、変り種を聞いた。

1.マヨネーズと合えて野菜スティック用の味噌ディップ(1対1からみそ2マヨ1の割合)
2.野菜を炒めた最後に熱いうちにつけてみそをかけて、野菜味噌炒め。
う〜ん、おいしそう!つけたりかけたりだけじゃなくて、合えたり炒めたり用途は多用なのね。
「もっとめずらしいのは、ゆで卵をこの味噌に一晩漬け込んで、卵の味噌漬けなんて食べ方もあります」
ここまで来るともう神業。上級者のみなさま、お試しあれ!

さて、ここまで読んでハマってしまったみなさまに、最後に入手方法を。東海地方以外では、関東地区の3つのスーパーチェーンと、四国のスーパーが取り扱っているが、北海道・東北・関西・中国・九州・沖縄地区では殆どないらしい。でも、消費者から関東・関西で販売しているお店の問い合わせが毎日来ている状況のため、販路拡大中だとか。
以前は関東が圧倒的に多かったが、ここ1ヶ月は関西からの問い合わせが大部分を占めているとのことなので、関西で販売される日も近いかも。それも待てないと言う人は、ナカモさんのホームページ通販を利用しよう! 10本入りだけど、8ヶ月の賞味期限があるから、家にストックしておけばちょうどいい!

一度食べたらハマること間違いナシ。今夜の食卓に1本、いかがですか? (さくら)