“つくエク”かくれみやげに推奨、納豆スナック
においも味もちゃんと「納豆」な、「水戸なっとうスナック」。「からし味」が一番人気だそうです。
週刊誌連載の取材で乗った、つくばエクスプレス。終着駅つくば駅で降り立ったところ、その整然と整備されたオシャレな街並みに、ちょっとポカーン。

せっかくやってきたので、何か「茨城らしいものはないのか」と、ショッピングモールなどを散策するうち、ジャスコを発見! こういうところの食品売り場なら、と探索すると、レジ脇のワゴンに、こんな商品が。
「水戸なっとう スナック」
おお、納豆の駄菓子、まさに「ザ・茨城」。“つくエク”に乗ったかいもあろうというもの。
ワゴンにのっていた商品は「手がでるうま辛 からし味」「すっぱうめ〜なぁ うめ味」「キムチいい〜美味しさ キムチ味」の3種。それぞれ袋にファンシー寄りにかわいくされた水戸黄門が書かれている。スティック状の小袋が詰められていて、どれも12本入り198円。
全種、購入してみた。

パッケージを開けてみると、出てきたのは真ん中に穴の開いた、チクワ型のコーンパフ。ていうか、おなじみ「うまい棒」の気持ち細くなり、穴が小さくなった版みたいである。
開けたとたん、納豆のにおいプ〜ン。においはけっこう本格的だ。
3種とも納豆感あふれ、ドライ納豆なんかを食べたときの感じを思い出した。
そして、食ってるうちに口の中がどこかネバネバしてくる。こんなところも本格的だ。

販売元の株式会社メーコウに聞いてみたところ、最初に「からし味」が出たのが96年だという。実は、製造元のリスカ株式会社に「出してみないか」ともちかけれれたのが販売のきっかけだそうなのだが、実はリスカは「うまい棒」を製造してたりするので、似ているのも納得、親戚みたいなものですね。

バラ売りはしていなくて、オレが買ったように12本入りのパック売りで販売されている。どこで手に入るのかといえば、「基本的には茨城近辺」だそうで、近辺のスーパーやサービスエリアなんかにも置いてあったりするので、探してみてください。

時々、その他の地域にも流通することもあるようで、実は都内なんかでも売ってることもあり。某ディスカウントチェーンにも、並んでいたりするみたいです。

味については、さすが納豆の本場のこだわりがあるらしく、ちゃんと“本物の”納豆をフリーズドライしたものを使用しているというのである。
「巷に出回っている“納豆味”のお菓子って、けっこうまがいものが多いでしょう?(笑)」
だからこその、あの「納豆感」だったのか。

まあいくら「本物」を使用しているとはいえ、さすがにこれで白飯は食わないだろうが、つまみならアリだ。
“つくエク”観光などされた際の「かくれみやげ」として、探してみてください。

(太田サトル)