「ドブの味」といわれるノニジュースを飲んだ
沖縄バヤリースのブレンドジュース「ノニ&フルーツ」。HPで問い合わせれば、1ケースから注文できるそうです。
『笑っていいとも!』で、最近まで罰ゲームに使われていた「ノニジュース」。
草なぎやココリコ田中など、飲む人は必ずすごい形相で、「ドブの味だよ!」と叫ぶのが印象的だったが、そんな恐怖の飲み物(?)を沖縄で発見した。


東京でもノニジュースを飲めるカフェはあるが、沖縄ではスーパーでフツウに売られているから驚く。発売元は沖縄バヤリース。私が見つけたスーパーでは、500mlの「ノニ&フルーツ」という「ブレンドタイプ」として売られていた。
「昨年夏にノニ100%ジュースを、今年3月からはブレンドタイプを発売しました。沖縄では、ノニジュースは昨年から『カラダにいい』と評判で、大流行してるんですよ」
と話すのは、沖縄バヤリース・広報の大城さん。

100%タイプは「ニオイがすごい」「飲みにくい」という声があったため、アセロラ、ブルーベリー、カムカム、桑の実などが入ったブレンドタイプが作られたそうだ。

「味の相性もありますが、ノニの割合が半分になってしまうため、ビタミンCなど、減ってしまう栄養素をカバーしようということで、栄養豊富な果実を選んでブレンドしています」
沖縄県産と外国産の両方が使われている「ノニ」だが、沖縄では自生しており、昔から民間療法ではなじみのある植物だとか。
「100%のタイプは、沖縄でも試飲会をしたとき、『うわっ!』『絶対ダメ!』なんて言う人もいました。初めて飲むとみんなビックリするようですが、ヘビーユーザーの人は、『やっぱり100%がいい』とおっしゃいます(笑)」
つまり、ブレンドタイプは、ノニジュースのほんの「入り口」。

ちなみに、1日の摂取目安量は80mlだが、うっかりコップでゴクゴク飲むと、大変なことになるのだろうか?
「80mlというのは、ビタミンCの一日の所要量の95%ということから出した量ですが、そもそもゴクゴクなんて飲めないですよ(笑)」
そう言われると、無意味に「やってやろうじゃないか」という気もしてくる。

だが、フタをあけた時点ですでに強烈なニオイが鼻をつく。醤油が腐ったようなニオイ?
さらに、飲んでみると、クレヨンに酢を混ぜたような油すっぱい味がした。
本当に、これが入門編の「ブレンドタイプ」なのか!?

入門編のさらに入門編というのも、根性なしで悔しいが、大城さんに飲みやすくする工夫を聞いてみると……。
「グアバジュースを加えると、ノニのニオイが消えて飲みやすいですよ。あとは、乳酸菌飲料やリンゴジュースを入れるのもオススメです」
結局、飲むヨーグルトを大量に混ぜてなんとか飲めただけ。100%を好んで飲む沖縄の人はすごいなぁと痛感しました。
(田幸和歌子)