
とはいってもこれ、もちろん動物園にいるホンモノの「ゴリラ」の鼻くその話ではない。実は、「ゴリラの鼻くそ」(岡伊三郎商店)というのはれっきとした商品名。その中身はオーソドックスな黒豆薄甘納豆。良質の黒大豆を使用していて、味はかなり美味しい。平成13年4月から発売しており、すでに200万個以上を販売しているというからその人気のほどがわかるだろう。上野動物園など全国各地の動物園のほかサービスエリアなどでも販売しており、通販も可能。110グラムで500円と価格もお手頃なのが嬉しい。80グラム、40グラムのミニ、プチバージョンもある。
それにしてもなぜ「ゴリラの鼻くそ」? 生みの親である岡伊三郎商店の岡さんにネーミングの理由を聞いてみた。「鼻くそを出すという設定に現実感があるかどうか。絶対に出すものでは駄目で、絶対に出さないものでも駄目ということで判断しました。
そんな「ゴリラの鼻くそ」だが、なんと海外進出も果たしていたことが判明。その名も「Gorilla boogers(ゴリラ ブガー)」(※「ゴリラの鼻くそ」の意)。すでにロサンゼルスやシアトルなどに進出しており、今後もアメリカ各地へ拡大していく予定なんだとか。黒豆は健康にも良いので、ヘルシー志向の人にもウケそうだ。これをきっかけにアメリカでも甘納豆ブームが来たりして?!
ヘルシーで美味しい、さらにおもしろいと3拍子揃った「ゴリラの鼻くそ」。パッケージにも「笑いと黒豆は健康のもと」とある。ちょっとした話の種にも、もちろん甘納豆好きの方なら日々のおやつにも、ぜひ一度お試しを。その美味しさに、いつのまにか鼻くそファンになっている人も多いはず。
(古屋江美子)