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「1日20時間」マンモス的食生活に迫る動物は?

愛知万博の目玉だった、そして先日までお台場にきていた「冷凍マンモス」。
その展示資料のなかのこんな記述が妙に気になってしまった。
「マンモスの食事時間は1日20時間」
えっ!? 食いっぱなし!? 夢のようであり、地獄のようでもある生活じゃないか。「食欲、性欲など、欲が旺盛なのは生命力が強い証拠」とよく言うけれど、ここまでくると、やる気があるのかないのか、わからない。

他の動物はどうなのか。
上野動物園の飼育係に、ゾウ、ゴリラ、キリン、パンダについて聞いてみた。
“彼ら”は人間の管理下にあるため、食事は1日2〜3回、各回1時間もかからないという。
「ゾウは1日3回で90kg。小型のゾウが60kg。ゴリラは1日2回で4.5kg。キリンは1日2回で、青草20kgと乾燥草1kgにペレット(かためたエサ)1kg、ヘイキューブ(ドッグフードのようなもの)5kgと、葉つきの大ぶりの枝1本。パンダは1日2回各3360gのほか、24時間食べられるように竹を入れています」

やっぱり「ダラダラ食い」は体によくない?
「そうですね。生活のリズムができていないと、動物も不健康になると思いますよ」
だが、これはあくまで動物園の動物の場合だ。
体重90kg弱、高コレステロール、高脂血症、γGTPも高い同業の知人、40代男性のSさんに聞いてみると、「オレの食事は普通です!」と憤慨しつつ、回答をくれた。
「朝は30分、昼1時間、夜は1時間から1時間半! あ、でも、そういえば、昼と夜の間に、スナック菓子の小袋食べたなぁ……。1、2、3(空き袋を数えながら)……14袋もあるっ!」
「マンモスが絶滅したのは、ダラダラ食いのせいですよ」と、思わず詭弁をふるいたくなってきたが、そんな人物と一緒にすると、逆にマンモスに悪いので、やめた。

ここで、“ダラダラ食い”で知られる「反芻動物」の牛について、日本酪農乳業協会にも聞いてみた。
「一概には言えないですね。肉食動物は、狩りをしないと食べられないから、何日も食べずにいられるかわりに、食べられるときはいくら食べても満腹にならないといいます。一方、草食動物は狙われる危険がないときにゆっくり吐き戻して食べる。それが『反芻』なんですよ」
牛の場合、十分エサがあって、平穏な状態なら、おそらく1日20時間ぐらい食べているといわれているのだとか。
マンモス級だ! でも、睡眠時間、足りてます?
「牛もシカもキリンも、草食動物はみんな"熟睡"しないんです。夜中でも牛舎に入るとすぐ敏感に察知し、こちらに顔をむけますし、ムシャムシャ食べる音がずっと聞こえてますよ」
ちなみに、牛は、できるだけ小分けに満遍なくエサをあげるのが好ましいそうで、最近は自動給餌機であげているところも多いとか。

現代の「1日20時間の食事」は、十分な食物と、平穏な環境と、やさしさでできているみたいです。
(田幸和歌子)

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