カメラを持ったマトリョーシカ!
(上)マトパラコンプリートセット(中)カメラを持ったマトリーショカ(下)おもちゃ箱のような渋谷の店内
「トイカメラ」をご存知だろうか?

オシャレなカメラファンの間で絶大な人気を誇る「トイカメラ」。名前の通りおもちゃのようなカメラのこと。
チープな作りがポイントで、そのチープさゆえに仕上がり具合はまちまち。でもそのピンボケや絶妙な発色が、どこか懐かしいような味のある写真を作り出してくれる。日本の高機能カメラでは決して撮ることができない面白い写真が撮れるとあってその魅力の虜になっている人も多いのだ。

代表的なものはロシア製のLOMO(ロモ)や中国製のHOLGA(ホルガ)など。どれもかわいらしいデザインなので、持っているだけでもオシャレな感じ。そんなトイカメラのなかでも、ヤバイくらいキュートなカメラがある。それが「マトパラ」(SuperHeadz)だ。

「マトパラ」とは「マトリョーシカ・ス・ファタパーラータム(カメラを持ったマトリョーシカ)」の略。白のコロンとしたボディーのカメラに、カメラを持った金色のマトリーショカが描かれている。チープといいつつ値段はかなりピンキリのトイカメラのなかで、マトパラは本当にお買い得。なんと2,940円(フィルム付)! なのだ。 普通の使い捨てカメラにちょっとプラスしたら買えてしまう嬉しいお値段。
もちろんフィルムを交換すれば何度でも使える。

さらに見逃せないのが周辺グッズ。まずはマトリョーシカ・キーホルダー。顔がひとつひとつ全然違うのは「ロシアのおばちゃんの手書きだから」とのこと。しかもこのマトリョーシカ、なんと和風バージョンで富士山やおでんを持っている。さらにオススメはマトイット。単なる付箋だけどナイスネーミング。でもキュートすぎて使うのがもったいないかも。

そんなマトパラがほしくなってしまった方はぜひ渋谷の直営店camera cabaret grand shop(カメラキャバレー・グランドショップ)へ。「カメラマニア出入り禁止、カワイコちゃん大歓迎。カメラより音楽が好きな人に来て欲しい」というコンセプトながら、誰でもウェルカムなゆるくて心地いい空間だ。もちろん遠方の人は通販もあるのでそちらをどうぞ。


最新のデジカメで撮るのもいいけど、たまにはこんなカメラで撮る写真も悪くない。持っているだけで嬉しいマトパラ、一度手にしたら手放せなくなってしまうはず。(古屋江美子)
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