なにしろ私自身、毎日飲んでも飽きないくらい、ワインが大好きなので、日頃よくワインを求めてさまよっているのだが、先日、「sushiwine」という名のワインを見つけた。
sushiwine = スシワインである。そう、まさに寿司ファンのために作られたワインなのだった。
ワインといえば、たいていは作られた産地の名前が付いていることが多い。また、生産者などの名前もある。他にも例えば、ワイナリーを持つ映画監督、フランシス・フォード・コッポラが、愛娘ソフィアのために「ソフィア」と名付けたスパークリングワインがあるように、生産者以外でも人の名前が付いているワインはあるだろう。
でも、スシワインのように、食べ物(料理)の名前を付けているのは、あまり見かけない気がする。しかも、日本の寿司からとったスシワインだなんて!! これはぜひ試してみなければ。
というわけで、さっそく買って飲んでみた。もちろん、寿司と一緒に。
さてさてお味はというと、上品で美味、そして香りも良い。もともと寿司は魚だから、白ワインと相性ばっちりなわけだけど、これはまた、ほどよい甘味と酸味が良い感じで(なんて、えらそうに評価できるほど、わかっちゃいないが……)。ただ、本当に飲みやすくて、寿司に合うのは確か。
このスシワインは、世界中のワインファンを魅了するフランスのワインメーカー、B.ジェルマンの6代目当主が、寿司に合うワインをと、4年もの歳月をかけて作り上げたという。日本ソムリエ協会会長のお墨付きでもある。そりゃ、美味しいはずでしょう!
また、私は輸入食品を多く販売しているお店、カルディ・コーヒーファームで購入したのだが、1000円以下で手に入れられるリーズナブルな価格も嬉しい限り。ちなみにカルディのチェーンでは全国とは限らないのだが、お酒を扱っている店鋪では販売している可能性が高いので探してみては。またカルディの他にも、インターネットで通販できるお店もあるようなので、話のネタとして、友人なんかのプレゼントにも受けるのではないだろうか。
寿司に、スシワイン。
高級寿司じゃなくたってオッケー! こんなワインがあるだけで、リッチな食卓になりそうです。(田辺 香)