
歯が、口が、卵が! そしてテリズィノサウルスのかぎづめは、大人用の傘サイズ! 恐竜の大きさをあらためて実感できる一冊です。
「巨大な恐竜に遭遇する感覚!!」と謳う本が、5月に発行された。『実物大 恐竜図鑑』(小峰書店・本体価格1800円)。
世界9カ国で40万人の読者を楽しませた図鑑で、日本語版監修はこの道の第一人者・国立科学博物館主任研究官の真鍋真先生。
「個人的にも、このデジタル全盛の時代に、紙の媒体でここまで恐竜の迫力が伝わってくることに深く感じ入りました」
と、小峰書店社長室の渡邊さんも言う。
この本、実は、書店で初めて見かけたときから、ずーっと欲しいと思っていたのだが、とうとう先日、思い切って購入した。
家に訪れた恐竜たちの「実物大」、それだけでもう、相当にド迫力だが、どうせなら「一緒に生活」してみたい。
そこで、5歳の娘と二人、日常レベルの「物差し」でいろいろはかってみることにした。
まず、「ディロフォサウルス」の大きな顔。これは、2リットルのペットボトルも、軽く丸飲みしてしまうことに、「大きい〜〜!!」と、わが子、大興奮!
一見ニワトリのように見える「オヴィラプトル」は、自分の卵をあたためていただけなのに「卵泥棒」と濡れ衣を着せられた肉食恐竜ということなので、実際に普通の卵をのせてみた。
口にスッポリ! 人間の顔とほぼ同じぐらいの大きさで、それでも顔はニワトリ風というのが、スゴイ。
「ティラノサウルス」の歯は、1本の大きさで、350ml缶ビールとちょうど同じぐらい。
「わ〜、ビール、足りなすぎ!!」と娘、おかしなことを言ってくれる……。
「ディロフォサウルス」の顔は、わが家の冷蔵庫の冷蔵室とほぼ同じぐらいで、
「この中のモノ、全部食べちゃうね」。
「テリズィノサウルス」のかぎづめは、相当長いので、家にある長いモノをいろいろ探してみた。ラップの芯、まるでかなわない。オモチャの短刀、全然足りない。で、「コレは?」と娘が持ってきたものは、傘である。
「ピッタリ!! あれ? 傘よりもっと長いよ〜ッ!」
さらに、「ティラノサウルス」の糞はこれまたデカく、長さは枕とほぼ同じ!!
その一方で、同じ恐竜というジャンルに、手のひらにのるくらいの小さな「プルガトリウス」などもいるのが、驚きである。
これまでの図鑑は、同じサイズの紙面にまったく大きさが異なる恐竜が、それぞれ全身で描かれるのが当たり前だった。
だから、この本を見ると「えっ!? こんなにデカイの?」とか、逆に「ちっさ〜!」と驚くこと、しばしばだ。
アナタもぜひ、この本で、恐竜の「大きさ」、体感してみない?
(田幸和歌子)
様々な恐竜の歯、口、顔、卵などの「実物大」を、折り込みポスターもふんだんに使って表現した、“初めての本”である。
世界9カ国で40万人の読者を楽しませた図鑑で、日本語版監修はこの道の第一人者・国立科学博物館主任研究官の真鍋真先生。
「個人的にも、このデジタル全盛の時代に、紙の媒体でここまで恐竜の迫力が伝わってくることに深く感じ入りました」
と、小峰書店社長室の渡邊さんも言う。
この本、実は、書店で初めて見かけたときから、ずーっと欲しいと思っていたのだが、とうとう先日、思い切って購入した。
家に訪れた恐竜たちの「実物大」、それだけでもう、相当にド迫力だが、どうせなら「一緒に生活」してみたい。
そこで、5歳の娘と二人、日常レベルの「物差し」でいろいろはかってみることにした。
まず、「ディロフォサウルス」の大きな顔。これは、2リットルのペットボトルも、軽く丸飲みしてしまうことに、「大きい〜〜!!」と、わが子、大興奮!
一見ニワトリのように見える「オヴィラプトル」は、自分の卵をあたためていただけなのに「卵泥棒」と濡れ衣を着せられた肉食恐竜ということなので、実際に普通の卵をのせてみた。
口にスッポリ! 人間の顔とほぼ同じぐらいの大きさで、それでも顔はニワトリ風というのが、スゴイ。
「ティラノサウルス」の歯は、1本の大きさで、350ml缶ビールとちょうど同じぐらい。
「わ〜、ビール、足りなすぎ!!」と娘、おかしなことを言ってくれる……。
「ディロフォサウルス」の顔は、わが家の冷蔵庫の冷蔵室とほぼ同じぐらいで、
「この中のモノ、全部食べちゃうね」。
「テリズィノサウルス」のかぎづめは、相当長いので、家にある長いモノをいろいろ探してみた。ラップの芯、まるでかなわない。オモチャの短刀、全然足りない。で、「コレは?」と娘が持ってきたものは、傘である。
「ピッタリ!! あれ? 傘よりもっと長いよ〜ッ!」
さらに、「ティラノサウルス」の糞はこれまたデカく、長さは枕とほぼ同じ!!
その一方で、同じ恐竜というジャンルに、手のひらにのるくらいの小さな「プルガトリウス」などもいるのが、驚きである。
これまでの図鑑は、同じサイズの紙面にまったく大きさが異なる恐竜が、それぞれ全身で描かれるのが当たり前だった。
だから、この本を見ると「えっ!? こんなにデカイの?」とか、逆に「ちっさ〜!」と驚くこと、しばしばだ。
アナタもぜひ、この本で、恐竜の「大きさ」、体感してみない?
(田幸和歌子)
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