恐竜や球体もつくれるブロックLaQ
(上)三角と四角の基本ブロックとジョイントブロック2種類。(中)複雑なティラノサウルスも。(下)LaQ芸術祭チャンピオン作品。
みなさん、子供のころにはブロックでよく遊びましたよね。
昔からブロック遊びは子供の創造力や思考能力を発達させると言われていて、特にレゴブロックはどこの家にもあったような。

でも、最近はLaQ(ラキュー)というものが定番になりつつあるそうです。みなさんもどこかで見たことがあるはずです。ほら、大型書店の子供の本のコーナーやレジの近くに置いてあるあのパズルのようなブロックですよ。

このLaQは、従来からある四角いブロック(レゴやダイヤブロック)とは根本的に違います。
形が少し異質な7種類のパーツから構成されており、パーツを大きく分けると、メスとなる平べったい三角と四角の「基本パーツ」と、オスとなる5種類の「ジョイントパーツ」に分けられる。ジョイントパーツには、120°の角度のついているものがあり、これを利用すれば曲面表現や球体表現ができ、とても複雑な、龍やティラノサウルスのような恐竜までつくれてしまう。

子供だけでなく、大人が本格的に楽しめるようになっていて、今流行の「脳力トレーニング」にはピッタリ。
また、LaQ芸術祭という造形コンテストが開催されていて、年間グランドチャンピオンに10万円が贈られるとか。

この他の特徴としては、ブロック同士を結合するときの「カチッ!」というクリック感。この心地よい感覚も重要なポイントで、子供の集中力を養ったり、お年寄りのぼけ防止や指先のリハビリにも効果もあり、老人ホームや医療現場でも活用されたりしているそうだ。
私も子供の頃にこれで遊んでいたらもっと数学、特に幾何に強くなっていたかも……。

さて、このとても斬新なLaQの発祥の地は欧米だと思う方が多いかもしれないが、実は純粋な和製ブロック。
10年ほど前、奈良・吉野地方の元牛乳屋さん(ヨシリツ株式会社の社長さん)が開発したとか。日本から世界に新しいブロックが広がっていったら良いですよね。
ちなみに、最近よく大型書店でパズルや木のおもちゃが置かれていますが、LaQが8年前販売しだしたのがきっかけだとか。

値段もそれほど高くないし、子供だけでなく大人でも楽しめるので、見かけたら一度手に取ってみたらどうでしょうか。仕事の帰りに買って帰れば、子供とのコミュニケーションにもなるんじゃないかな?
(もがみ)