話題の東京カレーラボに行ってきた!
(上)店舗外観。様々なスパイスが並ぶ。<br>(中)カウンター部分には小型モニターが設置されている<br>(下)アーモンドチキンカレー(1,000)
3月28日に東京タワーにオープンした、まったく新しいカタチのカレーをテーマにしたレストラン、東京カレーラボ(※略してTCL)。ラボ(研究室)と名のつくとおり、日々新しいメニューの開発にいそしんでいるという。
いったいどんな研究を行っているのか?実際にお店に行って話を聞いてきた。

TCLのメニュー開発を手がけているのは、東京カリ〜番長。カレーと音楽をテーマに様々なイベントを行っているユニットだ。現時点で彼らが開発したカレーは4種類。
「始めにルーを作り、それに合わせて肉を選びます」
そう、TCLのカレーはまずルーありきなのだ。4種類のカレーはどれもルーにこだわりまくり、それぞれまったく違ったユニークな味に仕上がっている。


東京カリ〜番長メンバーの水野さんは日本各地やインドなどで様々なカレーを食べ歩いており、それらの味も研究へのインプットになっているという。ただし、インド風とか欧風といったジャンルにはこだわらず、あくまで「国民食」としてのカレーを追求。もちろんそれは、昔ながらの素朴なカレーとも違う、スパイスを多用した本格的なものだ。また紙ナプキンの裏はアンケート用紙になっており、お客様からの声も研究に役立てているとのこと。

そうした地道な研究を重ね、新たに生み出したカレーを発表する場がこの東京カレーラボ。総合企画に放送作家の小山薫堂氏を迎え、多彩なクリエイター陣がデザインに携わっているだけあって、カレー屋さんとは思えないほどスタイリッシュな店内だ。
ランチョンマットやスプーン、グラスもすべてオリジナル。近くオリジナルグッズの販売も予定している。

平日の昼はランチを食べに来るサラリーマンが多いが、週末の夜は東京タワーへのデートがてらやってくるカップルも多いという。
「東京タワーで夜景を見たあとで、TCLを楽しむという一連の流れで楽しんで欲しいですね」
店内はカウンター形式だが、「すぐ食べて、すぐ帰る」いうファーストフードのようなスタイルではなく、むしろバーカウンターのような感覚でゆっくり楽しみたいところ。「大人のオアシス」と称して、ちゃんとビールも置いてある。

ちなみに今の一番人気は「アーモンドチキンカレー」。
場所柄、家族連れも多いので、比較的マイルドな味のこのカレーが子供たちには人気のよう。とりあえず私も食べてみたのだが、その本格的な味に感激!様々なスパイスが絶妙に絡み合い、風味豊かに仕上がっていた。

「東京初の東京カレーを東京タワーから発信していく東京カレーラボ。今後グッズや菓子類などおみやげを販売することも考えており、それらも含めて東京の新名所としていきたいと思っています」
東京に来たら訪れてみたいのはもちろん、カレーファンなら毎日でも通いたくなる楽しくておいしい空間、東京カレーラボ。まずは一度行ってみるべし!
(古屋江美子)

東京カレーラボHP
東京カリ〜番長HP
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