昭和のあの黄色いカレーが復活しますよ
「即席ハウスカレー<復刻版>」、パッケージからして郷愁を誘います
カレーといえば今や日本の国民食。「スープカレー」、「ホワイトカレー」と続々新バージョンが誕生する中、なつかしい昭和のカレーが復活するという。

復活するなつかしのカレーはハウス食品株式会社が昭和24年から昭和50年まで販売していた「即席ハウスカレー<復刻版>」(税別190円)で4月9日から数量限定(120箱×1万ケース)で全国発売される。

復刻版というだけあって箱のデザインは当時のまま。
味は昭和40年代のものを元に再現、そして色もなつかしの黄色という。
それにしても今なぜ復刻版なのだろう。さっそくハウス食品(株)の広報IR室にお話を聞いてみることにした。

「当社には、昭和38年から発売し、現在もシェアNO.1の『バーモントカレー』や昨年発売し、コマーシャルには篠原涼子さんが出演している『プライムカレー』という従来にないカロリーオフタイプのカレーなどがあります。
その一方で、年配のお客様を中心に、『昔懐かしい黄色いカレーを食べたい』という要望があり、これにお応えしようということで昭和のカレーを復活させたわけです」

プライムカレーは現在バーモントカレーとジャワカレーの2種類。
プライムカレーは油脂量を半減する新製法により一皿当たりのカロリーが従来のものよりもぐっと下がる。ジャワカレーの場合では、プライムカレーでは従来品よりも一皿当たりのカロリーが30%オフ、バーモントカレーでは一皿当たりのカロリーが25%オフになるのだとか。

ところで、昭和24年から昭和50年代に販売していた「即席ハウスカレー」だが、今回復刻するのは昭和40年代当時の味ということだが、カレーの味は同じブランドでも時代によって違っているのだろうか?

「ええ、味は時代によって少しづつ違います。昭和24年当時の初期のものは現代のカレーに比べるとマイルドですっきりした味です。それとカレーの色ですが、時代とともにだんだん今のカレーのように茶色っぽくなってきます。
昔、給食で食べたカレーは色が黄色かったですよね。それで懐かしさがありながら、味は今のお客さまに受け入れられるようにと昭和40年代のカレーを再現しました」

なるほど。そういう意味があったとは。この復刻版のカレーは当時と同じ顆粒状。ルウの量を微妙に加減できるのいい。そう言えば我が家では母のその気分によってカレーの濃さに違いがあったような気が……。
私は昭和40年代はバリバリの(?)子どもだった世代。あの味がまた味わえるとは何とも嬉しい限りです。
(こや)

ハウス食品(株)HP