中国自動車大手の広州汽車集団傘下の配車サービス大手、如祺出行はこのほど、「ロボタクシー+(プラス)」戦略を立ち上げたと発表した。サービスプラットフォームの資源集積の優位性と運営経験を生かし、地方の監督・管理機関や自動運転技術企業、協力パートナーに包括的なソリューションを提供し、ロボタクシーの大規模な商用化を共同で推進する。

同社は「ロボタクシー+」戦略に基づき、向こう5年でロボタクシーを中核都市100都市で運行し、ロボタクシーの規模拡大とインフラ整備に力を入れる。10億元(約200億円)規模の投資計画を実施し、中核都市100都市に広がるロボタクシーメンテナンスネットワークを構築し、年間10万台のロボタクシーに対応できるメンテナンス体制を整える。

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業界関係者によると、同社はロボタクシー分野における協力パートナーの開拓を加速している。モビリティーサービス企業の運営面における優位性を生かすことで、ロボタクシーの大規模運行に対応するサービス能力を徐々に高めるとみられる。

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25年6月末時点で同社が運用するロボタクシーは300台を超え、サービスエリアは広東省の広州市南沙区、深圳市宝安区と南山区、横琴粤澳深度協力区に広がり、運営拠点は4000カ所を超え、保有車両の走行距離は400万キロ以上となっている。【新華社北京】

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