中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)は8月19日、2025年4月~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比30.5%増の1160億元(約2兆3000億円)、調整後純利益は75.4%増の108億元(約2200億円)となり、いずれも過去最高を更新した。
スマート電気自動車(EV)や人工知能(AI)など「イノベーション事業」の売上高は213億元(約4300億円)で、うちスマートEVが206億元(約4100億円)と大半を占めた。売上総利益率は26.4%、営業損失は3億元(約60億円)に縮小した。EVの販売台数は8万1302台だった。
6月に発売した同社初のSUV「 YU7」も爆発的な人気を呼び、販売予約が殺到した。盧偉氷総裁は、EV事業は下半期(6~12月)にも四半期黒字を達成する見込みだとの考えを示した。
スマートフォン事業の売上高は2.1%減の455億元(約9100億円)、世界出荷台数は0.6%増の4240万台だった。一方、IoT・生活家電事業の売上高は44.7%増の387億元(約7700億円)と大幅に増加した。中国本土では大型スマート家電やウェアラブルデバイス、海外ではタブレット端末の販売が伸びた。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)