中国国務院新聞弁公室は8月14日、中国がデジタルインフラの規模や技術などで世界をリードする存在になったと発表した。6月末時点で、中国の5G基地局は455万カ所、ギガビットブロードバンドの契約件数は2億2600万件、演算能力の規模は世界2位となった。
中国は長年にわたる取り組みを経て、デジタル分野の一連の中核技術でブレークスルーを果たした。集積回路の分野では、設計、製造、パッケージング、テスト、装置、材料を網羅するサプライチェーンを構築した。基本ソフト(OS)分野では、華為技術(ファーウェイ)の「鴻蒙OS(Harmony OS)」のエコシステムにつながるデバイスが11億9000万台を突破、スマートフォン、自動車、家電など1200種類を超える製品に「インテリジェントコア」が搭載されている。
人工知能(AI)関連の特許数は世界の6割を占め、人型ロボットやスマートデバイスなどの分野でも技術革新が続く。6月末までに構築したデータセットは3万5000件余りに上り、AIモデルのトレーニングの基盤となっている。中国製AIモデルのトレーニングで使用される中国語データの割合は6割を超えており、一部のモデルでは8割に上るという。
(36Kr Japan編集部)