遺族が10日までに明らかにした。
リンさんは台湾映画の名作「魯冰花」(1989年)での父親役で俳優としての地位を確立。近年は、台湾の万屋を舞台にしたドラマ「いつでも君を待っている」(用九柑仔店)や総統選に関わる人々を描いた「WAVE MAKERS ~選挙の人々~」(人選之人—造浪者)などで祖父役を演じ、人気を博した。かつてのインタビューでは「これまでは皆から『魯冰花』と言われてきたが、今は『おじいちゃん、おじいちゃん』と言われる。おじいちゃん役を演じ続けていかなければ」と語っていた。
2020年にはテレビ番組賞「第55回ゴールデン・ベル・アワード」(電視金鐘奨)で特別貢献賞を受賞した。
告別式は10月2日に台北市内で営まれる。
(洪素津/編集:名切千絵)