将来有望な若手女子プロゴルファーに“賞金のかかる試合の場”をより多く提供し、若手選手たちの経験値を増やして、国内ツアーをはじめ、世界で活躍する魅力ある選手の輩出に寄与していきたい、という理念のもと実施される「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」(共催:株式会社マイナビ、GOLF Net TV 株式会社ほか)。
ピースサインで笑顔を浮かべる天本ハルカ【写真】
8月2日(金)、第4戦「ALBAレディス」がザ・クラシックGC(福岡県)で開催されるが、並居る女子プロゴルファーを押しのけて、日本最終予選会を突破し、今年の「全米女子オープン」出場を果たした、福岡県出身・天本ハルカが同ツアー初出場。
開幕前日に意気込みを語った。
特定のティーチングプロから指導を受けていない天本は、日々自分のスイングについて自問自答を繰り返し、技術の向上を図っている。
「“何が足りないんだろう”と思って取り組んだのが、アドレスの目標取りの修正でした。ドローボールが持ち球なのですが、右を向きすぎたりして、ミスの幅が非常に大きかったんです。それを正確にできるように!と考えて取り組んだことが、全米女子オープン予選会突破につながったと思います。本戦に出場したときも、アライメントをしっかりとることは十分に通用したと思います。
メジャー開催コースはラフも深くて絶対にフェアウェイキープしないと通用しませんから」
大舞台での結果は予選落ちとなったが、手ごたえを得た2日間だったという。
そんな天本には、ひそかにアドバイスをおくってくれるという存在がいる。ツアー通算16勝を誇る伊澤利光だ。ゴルフに関しての疑問が出てきた時に一緒にラウンドを行い、ときおり貴重なアドバイスがもらえる。
「アドレスの目標取りが本当にシビアなんです。『もう少しだけ右を向いて』などと言われると実感します」。
“世界一美しいスインガー”と言われた伊澤のアドバイスを胸に、そして“自ら考えて修正する”姿勢で成長を誓う。
「なかなか実戦で戦える場がない私にとっては、このツアーは非常に貴重です。しかも日頃から練習でお世話になっているザ・クラシックGCでの開催なので、絶対に結果を出したい。フェアウェイも広くスコアが出やすいコースだと思うので、一打一打ていねいにマネジメントしていけば、アンダーが出せると思います。厳しい暑さのなかでのプレーになりますが、とにかくやれるところまでしっかりやりたい」
勝手知ったるコースで結果を残し、9月以降に控える「LPGA女子プロテスト」へと弾みをつけたいところだ。

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