<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇22日◇アトランタ・アスレチックC(米ジョージア州)◇6740ヤード・パー72>
“米ツアーメンバー”としての初戦で、メジャー連勝がかかる笹生優花が、現地時間22日(火)に人生初のプロアマ戦に出場した。参加者とたのしく歓談しながら18ホールをプレー。
それが終わったあとはグリーン上でパッティング練習を行い調整した。
やっぱり似てます 笹生とマキロイのスイングを連続写真で比較!
「全米女子オープン」優勝から2週空けて、次なる海外メジャータイトルに挑む笹生。「練習があまりできていないので、きょう、あしたでしっかりやって試合に向け準備できるようにしたい」と、急ピッチで調整を進めている。だがその前に、プロとしての“仕事”をきっちり果たした。
昨年、日本でルーキーイヤーを過ごし2勝を挙げたが、コロナ禍の影響でプロアマ戦は自粛された。それもあり、これが初の参加となった。
感想を聞かれると「意外と楽しい。どんな風にアマチュアの人とプレーしたらいいのか、普通のストロークプレーなのか分からなくて。スコアはつけていたけど、間違えてないか…心配(笑)」。メジャーチャンプといえど、慣れない仕事にハラハラドキドキする時間を過ごしたようだ。
もちろんその後は「自分の練習もしっかり」。この日はプロアマでコースをチェックし、あとはパットに時間を割いた。
「どこが足りないか…、全体的にだと思います」。休養のブランクを埋めるのはやはり急務だ。だがその間には、男子の「全米オープン」会場を訪れ、開幕前に憧れのローリー・マキロイ(北アイルランド)との対面も果たした。録画した動画は「何回くらい見ただろう?普段練習しているときもみています」と“励み”になっている。
全米女子オープン覇者として、大きな注目が集まる。「余裕はないです。
(米ツアー)メンバーになったからこそ、これからが難しくなっていくと思う。安心感はないです」と、ここからは米国で活躍し続けないといけないというプレッシャーもかかってくる。開幕前日の23日には公式会見もあり、開幕前はドタバタ。それでもスケジュールをしっかり練り、きっちり仕上げてくれるはずだ。目標の“世界1位”に向け、笹生の第2章が幕を開ける。

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