<JLPGA最終プロテスト 2日目◇23日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6337ヤード・パー72>
コロナ禍の影響で延期となっていた2020年度「JLPGA最終プロテスト」は2日目の競技が終了。トータル11アンダーまで伸ばしたジャンボ尾崎門下生の佐久間朱莉が単独首位に躍り出た。
初日首位タイで滑り出した後藤未有と上野菜々子の2人が松本珠利と並んでトータル9アンダーの2位タイで続く。
安田祐香の隣のキャディはお姉さん?
トータル8アンダーの5位タイにステップ・アップ・ツアー賞金ランキング1位のリ・ハナ(韓国)とこの日「65」のベストスコアタイをマークした橋添穂。プロのトーナメントでも活躍を見せてきた岩井姉妹は姉・明愛がトータル3アンダー・21位タイ、妹・千怜はトータル4アンダー・13位タイにつける。そんな2日目を終えた選手の声をお届けする。
■佐久間朱莉(トータル11アンダー・首位)
「出だしはよくなかったけど、ピンチをしのいで。2番でドライバーを曲げてしまって、フェアウェイに出して、パーパットが3メートルくらいで、それを決められてよかったです。
きょうはいい感じに楽しくラウンドできました。思ったより緊張はしていなくて、楽しんでできているのがいいなと思います。普段から緊張するほうではありません。プロテストは(緊張)すると思っていたのですが、そこまでしなかったのでよかったです。(ジャンボからは)『おまえは普段通りにやれば大丈夫』と言われたので、それを頼りに頑張っています。あすとあさっては1日ずつ切り替えて全力で頑張ります」
■後藤未有(トータル9アンダー・2位タイ)
「今日はスタートからバーディチャンスだったんですけど2メートルを外してしまって。
そこから流れが崩れないように耐えるゴルフができて、そこから(バーディを)3つ獲れたので、まあまあいいゴルフができました。チャンスが少なくて、調子がよかったわけではありません。きのう、きょうと耐えて伸ばすゴルフができているので、あと2日間継続できるようにしたいです。目標は1日4アンダーずつなので、きょうだけを見れば足りませんが、トータルで見れば合格ラインではあります」
■上野菜々子(トータル9アンダー・2位タイ)
「思うようなパッティングストロークができなかった。チャンスを外す場面が多かったので気分も下がりかけていました。9番で(同伴の)後藤選手から『何さっきから外してんの? 早く入れてよ』って言われて(笑)。
背中を押してもらったかたちで感謝しています。パー5でしっかりバーディを獲るのと、安全を心がけてやっていきます。私自身はあんまりプロテストという実感もなく、楽しくいい雰囲気でやれています」
■松本珠利(トータル9アンダー・2位タイ)
「先週からショットの調子がよくなっていましたが、きょうの朝はよくなくて。あんまり気にしないでおこうと思って、自分を信じてやりました。プロテストの緊張感はあるんですけど、自分のベストを尽くすことだけに集中しています。きょう帰って体調も整えて、きのうときょうみたいなゴルフができたらいいなと思います」
■橋添穂(トータル8アンダー・5位タイ)
「きのうは力んでアイアンの距離感が悪かったんですけど、きょうはいい感じで力が抜けてバーディパットをたくさん打つことができました。
まだ何があるか分からないけど、いい貯金になりました。きょうは自信になった。いいプレーができるように頑張りたいです」
■阿部未悠(トータル7アンダー・7位タイ)
「ショットの調子は悪くない。(ピンに)ついているところも多いけど、グリーンが難しくて読み切れなかったです。これから修正できれば。コーチからはやってきたことを存分に出せるようにと言われています。
『やるしかないからやってこい』と送り出されました。ここからが本番。自分のプレーに集中してやっていきたいと思います」
■浜崎未来(トータル7アンダー・7位タイ)
「きょうはボギーを打たないように、オーバーしない程度に打って、チャンスにつけた所ではバーディが獲れればと思ってプレーをしていました。自分はそんなに飛距離が出るほうではないので 安全なサイドから攻めていきました。調子はいい状態で迎えられていますが、ここまでアンダーが出るとは自分では思っていませんでした。残り2日間もしっかりと自分のプレーができればと思います」

■JLPGA最終プロテスト 2日目の成績
■JLPGA最終プロテスト 3日目の組み合わせ
■佐久間朱莉のプロフィール
■上田桃子らとの練習で成長 阿部未悠は取り組み実って2日間ボギーフリー
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