出だし2番ホールの559ヤードパー5。佐藤太地は3番ウッドで2オンを狙うも届かず、20ヤード手前からのアプローチが残った。
リラックスムードの石川遼組【LIVEフォト】
それを皮切りに、先週「全米プロ」を制したジャスティン・トーマス(米国)も使用している『スコッティキャメロン ファントムX 5.5』でパターを決め続けた。「ピンのような操作性がありつつ、マレットのようなやさしさもある」というパターで、この日のパット数は「25」。フェアウェイキープは2回のみながら、1イーグル・4バーディ・2ボギーの「68」をマークした。
最終18番は「感覚は良くていいショットだったけど、予想以上に転がってしまって…」とランも出たナイスショットだったが、ティイングエリアからグリーンまで続く池に入ってしまい、ボギーフィニッシュだった。
今季の出場試合を振り返ると、5戦に出場して予選落ちが4回、そして失格が1回。この失格処分は距離計測器の使用により、「中日クラウンズ」の第1ラウンドで受けたもの。国内男子ゴルフを主管するJGTOは、試合によっては距離計測器の使用を許可しているが、同大会では使用が認められていなかった。この理由での失格は、国内男子プロ初のことだった。
「ルールを確認していなくて、使えるものだと思っていました」。
そんな“失敗”と“学び”を経て、手にすることができた好発進。
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