Amazon、プライムデーに先駆け「アマゾン尼崎FC」内部を初公開 安全で快適な職場環境を実現
Amazonは本日6月20日に、7月12日、13日に開催する「プライムデー」に先駆け、尼崎に開設したフルフィルメントセンター(以下、FC)の内部を初公開した。

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アマゾン尼崎フルフィルメントセンターアマゾン尼崎FCは、商品保管容量約100万立方フィート、延べ床面積は100,000㎡以上で、規模は東京ドーム2個分以上、西日本最大のAmazonのFCとなるという。


アマゾン尼崎FCの開設により、2,000人以上の雇用機会を創出し、尼崎市を中心とした地域社会のさらなる発展に貢献するとのことだ。

アマゾン尼崎FCは、Amazonで働く全ての人々にとって安全で快適な職場環境を実現するためのテクノロジーとデザイン要素を備えているとし、最先端の「Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)」のテクノロジーを取り入れ、働く人により良いサポートを提供しているという。

商品棚を持ち上げて、働く人々のところまで移動するロボットを利用することで、在庫商品の保管や注文に応じて商品をピッキングする時間を削減。

また、最大で40%多くの在庫を保管することができるため、より豊富な品揃えを提供することができるとしている。

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アマゾンロボティクス車椅子でも利用しやすいFCのカフェテリアでは、毎日手ごろな価格で温かい食事を提供。働く人々は毎食後、お箸によって食事の評価ができる仕組みも導入されているという。


通勤時はバス停からエントランスに向かう動線は屋根があり、悪天候でも雨に濡れず、バスを待つ間の日よけにもなるとのことだ。

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【左】カフェテリアメニュー【右】バス停から拠点に入るまでの導線に設置された屋根アマゾン尼崎FCでは、使用する一部の電力を補うためにソーラーパネルを設置したり、Amazon Roboticsや中二階のベルトコンベアーを設置したエリアでは通常の照明を落とすなどの取り組みを実施。

建物設備のエネルギーモニタリングシステムを導入し、FC内の全設備のエネルギー使用量可視化するだけでなく、管理・制御し消費エネルギーを削減するとのことだ。

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ソーラーパネルなお、Amazonは、尼崎の地域社会、特に教育分野で地域貢献をしていくとし、2025年より大学入試の共通テストでプログラミングが必須科目になることを踏まえ、Amazon Roboticsを使用した地元の小中学生に向けたSTEM教育の機会も提供するとしている。

アマゾン尼崎FCの開設で、Amazonの国内における商品保管容量は、国内20か所以上のFC全体で1,500万立方フィート以上に。

商品保管容量の大幅な増加により、日本全国の販売事業者は、全国のより多くの利用者に商品を届けることができるようになり、またインフラの大幅な拡大により販売事業者は、Amazonの年に一度のセールイベントであるプライムデーに合わせ、日本中の利用者に商品を提供することができるとのことだ。