双日と国分、ベトナムで4温度帯物流事業拡大 新設倉庫で一貫した温度管理を実現
双日と国分グループ本社(以下、国分)は、ベトナムの物流大手New Land(ニューランド)Co. Ltd.(以下、NL)と共同で、New Land Vietnam Japan Long An(ニューランドベトナムジャパンロンアン) LLC(以下、NLVJ LA)を設立したと発表した。

双日と国分は、NLVJ LAを通じて新たな物流倉庫を建設し、7月よりベトナムにおける4温度帯物流事業を拡大する。


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完成した4温度帯倉庫の外観両社は、2016年に合弁会社であるNew Land Vietnam Japan Joint Stock(ニューランドベトナムジャパンジョイントストック) Company(以下、NLVJ)を設立し、ベトナム南部で4温度帯物流倉庫の運営事業に取り組んできたという。

ベトナムは経済成長による生活者の購買力向上に伴い、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった近代的な小売業態(モダントレード)が急速に発展し、低温物流の安定的かつ高品質な物流ニーズが高まっている。

このような状況を背景に、双日、国分、NLの3社共同で運営するベトナム大手食品卸事業会社Huong Thuy Manufacture Serivice Trading(フントゥイマニュファクチャーサービストレーディング) Corporationの機能を強化し、同国での食のバリューチェーンを拡充するとのことだ。

新設されるNLVJ LAの倉庫は、NLVJの倉庫の約3倍の規模を持つ4温度帯センターとなり、トラックの輸送機能を保有。これにより、食品保管から配送まで一貫した温度管理を可能とする近代的な低温物流サービスを提供するという。

両社は、NLとともに同事業を通じてベトナムの近代物流インフラの発展に寄与し、顧客満足度向上に向けて貢献していくとしている。