
物流拠点集積パークの完成イメージ同開発地は、郡山JCT近接の東北自動車道「郡山中央SIC」の隣接地に立地。

「福島郡山未来共創センター」は、平常時と災害時で機能が変わる防災型リバーシブルビルとして計画。電気の3次バックアップシステムを完備し、災害時には地域避難拠点、広域防災連携拠点として機能する予定だという。
また約6日分の防災食料を備蓄し、災害時には避難者に無償で提供するほか、備蓄型組立仮設トイレ「ほぼ紙トイレ」の在庫保管拠点とし、入居企業の配送網を活用した被災地への迅速な配送を可能にするとのことだ。
さらに、開発区域内には防災公園を設置。災害時にはヘリポートとなり、入居企業と連携して救援物資集積拠点として活用するなど、福島県や郡山市と連携した広域防災拠点としての仕組み作りに取り組むとしている。
各施設には、CO2削減を見込める高炉セメントや電炉鋼材を採用するほか、屋上には太陽光パネルと蓄電池を設置。また、電気自動車(EV)から建物などへ給電する「V2Xシステム」の導入も予定しており、福島県沿岸部の市町村との再生可能エネルギーを活用した広域防災連携を目指すという。
さらに、次世代の物流施設を見据えた取り組みとして、山間部でのドローン物流の検証や東北自動車道で自動運転の実証実験、隣接地への水素ステーションの誘致・利活用を目指しているとのことだ。
■計画概要
開発地福島県郡山市大槻町中ノ平地内
開発区域面積
約138,000平方メートル(約42,000坪)
開発スケジュール
第I期造成:2024年4月~同年12月
第II期造成:2024年4月~2025年9月
プロジェクトマネジメント・設計