
店内接客時の名札同取り組みは、企業におけるカスタマーハラスメント(以下、カスハラ)対策の取り組みとして実施。
同社が昨年実施した従業員へのカスハラの実態調査では、全体の36%の従業員がこれまでに理不尽な暴言や叱責、大声で怒鳴られる等のカスハラを受けたことがあると回答。
さらに、「名札(名前表示)があることで嫌な思いをしたことがあるか?」の設問には、全体の23.6%が「ある」と回答し、特に、チェッカー(レジ)部門では、責任者の52%が「ある」と回答したという。
また、従業員が会社に求めるカスハラ対策として、半数以上の人が「店内にカスハラ対策ポスターの掲示」と「名札の名前非表示」を望んでいる回答となったとのことだ。

一方、「批判的な指摘があった」との回答は 2%にとどまり、多くの利用者に受け入れられていることがうかがえる結果になったとのことだ。

なお、従業員同士のコミュニケーションの観点から、名札の裏面には名前を表示。バックヤードでの作業時や休憩時においては、名札を反転して使用しているとのことだ。