半数以上が「偽・誤情報の影響を受けている可能性があると感じる」と回答 最も多いジャンルは「芸能・スポーツ」
LINEヤフーは、偽・誤情報に関する意識調査を実施し、結果を公表した。

調査によると、「これまでに偽・誤情報を見聞きしたことがあると思う」と回答した人は87%にのぼった。


これまでに偽・誤情報を見聞きしたことがあると思うか見聞きしたジャンルとしては、「芸能・スポーツ」が最多の31%で、次いで「政治」が18%、「医療・健康」が10%と続いた。

見聞きしたジャンルまた、偽・誤情報だと判断した理由については、「情報に接してから調べて確認した」が42%と最多で、「自身の経験や知識から判断した」が37%で続いた。

偽・誤情報だと判断した理由「自身が偽・誤情報の影響を受けている可能性があると思うか」という設問では、54%が「あると思う(10%)」もしくは「多分あると思う(44%)」と回答した。影響の具体例としては、「健康に良いらしいと見聞きした食品を試した」「不足するかもしれないと見聞きした商品を買いだめした」「真偽不明の情報で選挙時の投票先を考えてしまう」「情報の精査で時間を浪費している」といった内容が挙げられている。

自身が偽・誤情報の影響を受けている可能性があると思うかさらに、「偽・誤情報に関する啓発や情報提供は不十分だと思う」と答えた人は88%にのぼった。有効な啓発方法としては、「学校の授業で教えるべき」「ファクトチェックの普及」や「自分でできる確認方法の提供」などの意見が多く見られた。また、「発信者が責任を負うべき」「虚偽情報の発信が犯罪になり得ることを周知すべき」といった意見も寄せられている。

偽・誤情報に関する啓発や情報提供は十分だと思うかLINEヤフーでは、Yahoo!ニュースや知恵袋、LINEオープンチャットなどの投稿型プラットフォームにおいて、注意喚起・モニタリング・削除対応・通報機能などを組み合わせた対策を講じている。特に、Yahoo!ニュースではファクトチェック機関との連携や、専門家コメントの優先表示、打ち消し記事の掲載なども行っているとのことだ。

【調査概要】

実施主体:LINEヤフー
調査期間:2025年6月23日~6月24日
調査対象:Yahoo!クラウドソーシングユーザー
調査方法:インターネット調査
有効回答数:2,000人

<参考>
出典:LINEヤフー『偽・誤情報に関するアンケート調査
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