
現行のアルミ箔を「PTP用PPフィルム」に変更同社はこれまで、PTP用PPシートとアルミ箔の分離が困難なことから、リサイクル性の向上が課題であったとしており、今回開発したフィルムにより、PTPのモノマテリアル化が可能になるという。

(1)バリア性能とリサイクル性の両立:
DNP独自のコンバーティング技術により、水蒸気透過度0.2g/平方メートル・day以下を実現。透明な薄膜層で構成することで、アルミ箔を用いずに高いリサイクル性を確保した。
(2)国内基準に対応した印刷適性・密封性:
材料や加工条件を工夫し、従来のPTP用PPフィルムで課題とされていた耐熱性や収縮性を克服。印刷の品質と密封性を両立させた。
(3)高い品質保持性能:
2025年6月に開発された「医薬品包装向けPTP用樹脂シート」と組み合わせることで、吸湿性に優れ、湿気に弱い製剤でも長期的な品質保持が可能となる。
