広島県北広島町で川小田小水力発電所の余剰電力を町内の小中学校などへ供給 エネルギーの地産地消を推進
タクマは、同社グループが支援する地域エネルギー会社が、川小田小水力発電所の余剰電力を町内すべての小中学校などに供給する「エネルギーの地産地消」事業を開始すると発表した。

事業開始は8月1日を予定しているという。


同事業により、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)期間終了後の電力を活用し、町内で生まれた電力を町内で使用する「エネルギーの地産地消」を推進するとしている。

卒FIT電力の供給先は、町内の小中学校計10校や図書館などの教育関連施設計7施設で、年間約713トンのCO2排出削減が見込まれている。売電収益の一部は、子育て支援や教育環境の整備、生物多様性の保全など、北広島町内の公益目的に活用される予定とのことだ。

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スキーム図北広島町は環境省の「脱炭素先行地域」に選定されており、今後は新たな小水力発電所の整備や太陽光発電の導入も視野に入れて、地産地消型エネルギーシステムの拡充を進める方針としている。
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