屋久島の再エネを島外輸送する事業の検証実施へ 2028年の運行開始を目指す
海上パワーグリッドと屋久島電工は、屋久島の水力発電で得られる電力を、電気運搬船によって種子島をはじめとする周辺離島へ運搬する事業の検証を実施すると発表した。2028年頃の運行開始を目指すという。


屋久島の再エネを島外輸送する事業の検証実施へ 2028年の運...の画像はこちら >>
屋久島の再生可能エネルギーを周辺離島へ運搬する事業の検証実施へ屋久島には、2,000メートル級の山があり、水量・落差ともに大きく豊かな水力資源を有していることから、島内で使う電力のほぼ全てを水力発電で賄っているとされている。

海上パワーグリッドが手掛ける電気運搬船は、船に搭載した蓄電池に電気を蓄電し、電気を海上輸送することができる送電手段だという。

屋久島の再エネを島外輸送する事業の検証実施へ 2028年の運行開始を目指す
屋久島から周辺離島への海上送電イメージ【左】、
屋久島電工が保有・運営する尾立ダム【右】海上パワーグリッドの海上送電技術と、屋久島電工の水力発電所から生み出される再生可能エネルギーを組み合わせることで、新たな海上電力輸送ソリューションを実現。現在、内燃力発電により電力が供給されている周辺離島の脱炭素化に貢献することを目指すとしている。

編集部おすすめ