
中高生の夏休み明けに対するストレス感度や自己肯定感と普段のストレス対処の実態
■約7割の中高生が「学校に行きたくない・気が重い」夏休み明けブルーの経験あり
「夏休み明けに「学校に行きたくない」「気が重い」と感じたことがあるか?」と聞いたところ、「よくある」35.6%「ときどきある」36.5%と、合わせて72.1%が夏休み明けに「学校に行きたくない」「気が重い」と感じた経験があることが判明。夏休み明けに憂うつさを抱える「夏休み明けブルー」が多くの中高生に広がっている実態が明らかに。

■夏休み明けブルーの原因は「朝起きられない」43.3%と最多、次いで「生活リズムの乱れ」35.8%、「友達関係への不安」28.4%
「夏休み明けの憂うつな気持ちを感じるとしたらどんなことが原因だと思うか?」と聞いたところ、最も多かったのは「朝起きるのがつらい」(43.3%)、次いで「生活リズムの乱れ」(35.8%)、「友達関係への不安」(28.4%)と、生活習慣に関する理由が上位となった。
■中高生の約7割が「普段モヤモヤやストレスを感じる」経験あり
普段の生活の中でモヤモヤしたりストレスを感じることがあるかを尋ねたところ、「よくある」26.2%、「ときどきある」44.7%と、あわせて70.9%がストレスを実感していることがわかった。
■中高生が感じるストレスの最多は「友人・クラスの人間関係」49.9%、次いで「勉強や成績」47.2%、「将来への不安」40.2%
ストレスの具体的な要因を尋ねたところ、最も多かったのは「友人・クラスの人間関係」49.9%、次いで「勉強や成績」47.2%と続く。さらに「将来への不安」40.2%や「自分に自信がないこと」29.9%も上位に挙がり、人間関係や学業といった日常の課題に加え、自己肯定感や将来への見通しに関する悩みも大きなストレス源となっていることが判明。

■中高生が普段感じることがある感情「人と比べて落ち込む」52.4%、「自分を責めてしまう」47.4%、「自分の気持ちを我慢することが多い」41.1%
「普段感じることがある感情」について尋ねた設問では、「人と比べて落ち込む」と答えた生徒が52.4%と最も多く、続いて「うまくいかないと自分を責めてしまう」47.4%、「自分の気持ちを我慢することが多い」41.1%という結果に。
■ストレス対処法1位は「音楽を聴く」55.3%、続いて「寝る・休む」51.4%。5人に1人が「AIに相談」
ストレスやモヤモヤを感じたときの対処法について尋ねたところ、最も多かったのは「音楽を聴く」55.3%、次いで「寝る・休む」51.4%、「SNSを見る」29.2%で、気分転換型の方法が上位を占める結果となった。一方で、「友人に相談する」(25.8%)や「家族に相談する」(20.1%)といった身近な人への相談に加え、「AIに相談する」と答えた人も21.0%と、家族への相談とほぼ同水準に。

■ジャーナリングの認知度は4.3%、実践者は1割未満ながら約8割が効果を実感
中高生に「ジャーナリングを知っているか?」と尋ねたところ、「知っている」と答えたのはわずか4.3%。さらに「実際に行っている」と回答したのも1割未満となった。
認知度や実践率は低いものの、効果は高く、日常的に取り入れる価値のある習慣であることが明らかになった。

調査対象:全国の中学1年生~高校3年生の男女
調査期間:2025年7月23日~7月26日
調査方法:インターネットによる任意回答
回答人数:n=416人
<参考>
pure life diary 調べ『夏休み明けに対するストレス感度や自己肯定感と普段のストレス対処の実態』