能登半島の平野部を進む王道ルート改良!

 国土交通省 金沢河川国道事務所が石川県羽咋市で建設中の国道159号「羽咋道路」が年内にも開通する予定です。8月30日には、地元小学校児童が完成間近の道路をキャンバスに羽咋市関連のキャラクターを描く催しも実施されるなど、開通が近づいているようです。

【絵がスゲエ!】半島ナナメ横断ルート「羽咋道路」に児童が描いた“宇宙人”(地図/写真)

 国道159号は金沢市と能登半島東部の七尾市を“ナナメ”に結ぶ、JR七尾線の並行道路です。金沢市街の「金沢外環状道路」から「津幡バイパス」で「のと里山海道」へ信号ゼロでアクセスできるルートを形成しつつ、そこから国道159号と里山海道が並行して北上します。その後、宝達志水町で159号が進路を東に変えます。

 ここから七尾にかけての半島横断区間もバイパスが形成されつつあり、その一つが羽咋市内の「羽咋道路」6.7kmで、年内に七尾側3.3kmが開通します(2/4車線)。現道の急カーブや狭小な区間、歩道の未整備、渋滞の緩和といった課題を解決し、安全性と走行性を改善することに主眼が置かれています。

 羽咋道路の整備により、羽咋市街地と中能登町間の走行時間は、整備前の21分から17分へ、約4分の短縮効果が期待されています。

 なお、国道159号バイパスのうち、宝達志水町から羽咋道路までのあいだは未整備区間が残ります。この区間は、のと里山海道を通った方が所要時間では優位です。羽咋道路の6.7kmができれば、のと里山海道の千里浜ICから国道159号経由で七尾へ向かうルートのアクセス性が向上します。

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