【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第1664回
寂庵の男雛(おびな)は黒き袍(ほう)を召し
京都・寂庵では、男雛を向かって右に、女雛(めびな)を左に飾ります。右大臣より左大臣のほうが位が上というのと同じで、右より左が重んじられた「左上座」という習わしから来ているようです。瀬戸内寂聴
撮影:斉藤ユーリ
《瀬戸内寂聴 新刊情報》

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寂庵コレクションVol.2
『あなたは、大丈夫』 瀬戸内寂聴
光文社刊 定価:1,400円(税別)
寂聴さんに話せば、その悩み、軽くなります!
30年間以上発行された寂聴さんの新聞『寂庵だより』で、つねに読者の投稿がたえない人気企画が「相談室」です。不倫、親子の確執、子どもの早すぎる死、ハラスメント、老いらくの恋愛にいたるまで、寂聴さんが相談者の悩みに優しく、ときには厳しく、自由な発想で答える悩み相談の決定版。あなたが悩んでいる解決策がこの本の中にきっとあります。巻頭スペシャル対談として、宮沢りえさんを寂庵に迎えての最新トークを収録! りえさんは、かつて恋多き作家・瀬戸内晴美の半生から得度までを演じた、浅からぬご縁。3年半ぶりの寂庵で、これまでの人生、愛・仕事について本音で語りました。また、コラムとして、「仏教の素朴な疑問」「仏教 こんな時どうする?」「仏教豆知識」を収録。

寂庵コレクションVol.1
『くすりになることば』 瀬戸内寂聴
光文社刊 定価:1,400円(税別)