キャスターの辛坊治郎氏が11月29日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。日本維新の会の代表選挙について解説した。
日本維新の会は代表選挙について、国会議員や地方議員などを対象に電子投票を行った。その結果代表選挙が見送られることになり、松井一郎代表の続投が決まった。また、体調不良を理由に片山虎之助共同代表の辞任も承認された。
辛坊)すごく勘違いされているところがあって。代表選をやらずに松井一郎に決まったと、すごく批判的な意見があるみたいですが、維新の会の代表選はちょっと違うところがあってですね。
例えば自民党総裁選ですとか、いま行っている立憲民主党の代表は、一定期間たったら選挙やりますという形ですが、維新の会はもっと頻繁にやる規定があって、国政選挙の後何十日以内にやる、という形になっているんですよ。そうするとものすごく頻繁にやらなければいけないじゃないですか。そうすると、いろんな条件のもと選ぶ側の方が「選ばなくていい」という形になった場合には、選挙をしなくていいという規定になっているんです。その規定に則っているだけの話で、そんなに特殊な話ではないんだけど、批判しようという人はそこを意図的に取り上げて批判するんです。
辛坊)それと、昨日今日の新聞を読んでいてもですね、日本国民の大半どころか政治記者で新聞記事書いている連中も分かっていないなと思うのが、日本維新の会を橋下徹がつくったように思っている人が多いんですけど、維新の会の原型というのは松井一郎と3人くらいの、もともと大阪の府議会議員が当時の自民党に反旗を翻して作った政治組織で、そこから5年ほど経ってから、最初の構想からは8年くらい経ってから、看板になる人はいないかということで連れてきたのが橋下徹だからね。
だから橋下徹がつくって松井一郎が入ったわけではなくて、松井一郎が最初にいて、はるかに遅れて看板として連れてきたのが橋下徹だという構図なんだけど、関東の人間どころか新聞読んでいてもこの構図を分かっている人がほとんどいないということにびっくりですよ。
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