10月28日におこなわれた第50回衆議院議員総選挙。自公が過半数割れする結果で、今後の政界は大変動が予想される。

民放各局が力を入れた衆院選特番も、有名人キャスターやコメンテーターが多数出演して激闘の行方を見守った。

そこで、本誌は500人の男女に「衆院選特番で好きなキャスター&コメンテーター」についてアンケートを行った。

まず3位はフジテレビ『Live選挙サンデー 超速報SP』にコメンテーターとして出演した橋下徹氏(55)。元大阪府知事、大阪市長を歴任したキャリアは、選挙特番では最大限活かされたようだ。

「自民党の小泉進次郎選挙対策委員長(*すでに辞任)が生出演した際、橋下さんは“政治とカネの問題で今回の選挙戦では国民の怒りと永田町の国会議員の間に完全にズレがあった”と指摘。小泉氏は『感じてますね』とうなだれ、続けて『橋下さんはお分かりだと思うんですけど、私は今回初めて政党の執行部の一員になりました。執行部になったことで実際に見て、こういうところから変えていかなければならないのか』と反省していました。その後、橋下氏は『国民の感覚に振りきってもらいたい。お父さんがそうだった』と助言して、今後の小泉氏にエールを送っていました」(スポーツ紙記者)

本誌のアンケートでも、実体験に基づいた説得力で評価が高かった。《専門的に具体的な説明をする》(63歳男性・愛知県)、《自分の経験を基にしたしっかりしたコメント》(62歳男性・福岡県)、《はっきりしていて、筋がとおっている》(65歳女性・北海道)、《一番、まとも》(53歳男性・千葉県)《逆張りして外したりするが発想が参考になる》(59歳男性・東京都)。

2位は日本テレビ『zero選挙2024』のメインキャスター・藤井貴彦アナ(52)。

「今春、日テレを退社としてフリーとなった藤井さんですが、これまで同局の選挙特番で開票速報を連続9回担当した“開票速報のエキスパート”と評されています。

今回は番組のメインキャスターも兼任し、12回目の選挙特番となる櫻井翔さんとタッグを組みました」(前出・スポーツ紙記者)

本誌のアンケートでは、藤井アナのソフトな語り口、そして絶大な安定感をあげる声が圧倒的だ。《優しさがある》(55歳女性・茨城県)、《適切な言葉を使用して話をしてくれるから聞きやすい》(42歳女性・北海道)、《最後、首相に感想を聞いた時、時間切れになってしまうかもしれないと前置きして、感想を聞いておりました。結局時間切れになってしまいました》(71歳女性・兵庫県)、《話し方が穏やかで、話す内容もとても分かりやすいから》(52歳男性・東京都)、《冷静で聴きやすい声質と話し方で言葉が伝わる》(58歳女性・東京都)。

■《この局面こそ池上無双が見たかった》

そして輝く第1位はテレビ東京の『集まれ!総選挙ライブ』に出演した池上彰(74)だ。

前出のスポーツ紙記者が言う。

「池上さんは2010年の参院選以来、長らくテレビ東京の選挙特番の顔を務めてきましたが、今回は米大統領選取材のためNYに滞在中。そのため現地から生中継でオープニングに登場する“特別出演”でした。番組タイトルからも池上さんの名前は外れており、同局の大江麻理子キャスターが単独で仕切っていました。そのため当日のXでは《この局面こそ池上無双が見たかった》など、“池上キャスター”の不在を嘆く投稿が多かったです」

アンケートでも短時間の出演ながら、池上の解説力の高さに絶賛の声が相次いだ。《明朗な解説》(82歳男性・宮城県)、《今回の選挙結果に対する分析力に優れ、今後の政治情勢についても言及していた》(69歳男性・神奈川県)、《詳しくわかりやすく解説してくれた》(73歳男性・兵庫県)、《説明がわかりやすい》(74歳女性・東京都)。

どんなに出演時間が短くても“池上無双”は健在だった!

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