経済アナリストの森永卓郎が4月26日(火)ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。ソーシャルメディア大手のツイッターが合意した、イーロン・マスクによる買収提案受け入れについて解説した。
米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)(アメリカ・テキサス州) 撮影日:2022年02月10日 AFP=時事 写真提供:時事通信社
今回の買収総額は440億ドル、日本円で約5兆6000億円となったが、森永はこれまで、マスクは自己資金がないため買取はできないという見方だったという。ところが21日、マスクが買収に向けて金融機関からの借り入れなどで総額465億ドル(約6兆円)の資金を確保したと明らかにしたことで、交渉に応じる姿勢に転じたとみられる。
森永は「おかしいわけですよ。銀行は普通、株式投資はギャンブルみたいなものですからお金を貸さないんですよ。でも2兆円以上貸しちゃったわけです」と、金融機関が高額な資金を貸し出したことが信じられない様子。
また、マスクはツイッター上の「言論の自由」を確保するとしており、投稿やアカウントに対する規制が緩和される可能性がいわれている。森永は「なんでもOKってなるとパパ活とか、麻薬とか犯罪につながることも”言論の自由”ということになっちゃうんじゃないか」と語り、今後、ツイッターが犯罪行為の温床になる可能性を危惧した。